江戸時代から伝わる紅筆




リップブラシは日本語では「紅筆」と言います。江戸時代、女性は紅を少量の水で溶きながら、紅筆を使って唇に塗っていたそう。その姿を想像すると、とても色っぽく、「紅を差す」という言葉にも美しさを感じられます。



リップスティックが登場してからは、さっとぬれる便利さや濃く色を付けられるなどのメリットがあり、普及は進み、進化も遂げています。ですがリップブラシを使って塗るからこそ、という仕上がりもあるのです。




リップブラシの選び方はさまざま







リップブラシにもさまざまな種類があり、発売されているメーカーやアイテムによって特徴があります。また、「リップブラシ」として販売されているものだけではなく、コンシーラーブラシや眉ブラシと言った、小さめのブラシであれば、リップブラシとして活用できることも。唇に当てたときの毛の質感や、塗りやすさ、仕上がりの良さなどで、自分にぴったりのものを選ぶようにしましょう。






さらにリップブラシには、毛の部分をしまって持ち運びのできる便利なコンパクトタイプも発売されています。外出先でも手軽に使えるので、ぜひ活用してみてください。




リップブラシの基本的な使い方




では実際に、リップブラシの基本の使い方をマスターしていきましょう!




①口紅をブラシに取る







スティック状の口紅であれば、普段よりも少なめに出し、ブラシにリップを取ります。コスメカウンターなどでは、ビューティーアドバイザーさんが口紅を少しスパチュラに取ってからリップブラシで塗ってくれますが、普段はそこまでする必要はありません。必要な分だけ、ブラシに取るようにしましょう。




②手もとで色味を調整する







メイクブラシを使うとき、基本的には手もとで一度、色を調整してから肌や唇に塗っていく方が、より自然で理想的な色に仕上がります。外出先などで手もとを汚したくない!なんて時は、リップから少しずつ色を取るようにしましょう。ブラシの使い方に慣れてくると、だいたいの量や感覚もわかるようになりますよ。




③塗るときは唇の真ん中から







さて、いよいよ唇に色を付けていきます。塗るときは唇の真ん中から、まずは輪郭を取るように塗っていきましょう。こうすることではみ出し防止にもなり、全体的にくっきりとした唇に仕上がります。唇を動かし、形を変えながら塗るようにすると塗りやすいですよ。






輪郭がとれたら、それよりも内側に色を入れ、唇全体を仕上げるようにしてください。




④全体を軽くティッシュでオフ!







適当なサイズにティッシュを折りたたみ、軽く上から押さえるように口紅をオフします。このとき、こすらないように注意してください。少し手間はかかりますが、こうすることで口紅が唇に定着し、口紅の持ちが格段に上がります。

軽くオフしたら、もう一度口紅を重ね、理想の唇に仕上げていきましょう。







応用編!リップブラシで理想の唇をつくる方法




塗ってみるとわかるように、細かな機転がきくのがリップブラシです。唇のふちどりはもちろん、スティックのままで直塗りするよりも、より自分の理想とする唇をつくることも可能!次はさらに理想の唇のつくり方をいくつかご紹介します。




①ふっくら柔らかなボリュームリップ







唇全体を仕上げ、一度ティッシュオフしたら、縦ジワを埋めて消すようにブラシを立てて口紅を塗っていきます。はみださないように唇の真ん中に塗ることを意識しておきましょう。



唇が薄い人は、少しオーバーに塗ると、ふんわりとボリュームのあるリップがつくれます。このとき、コンシーラーを使って、肌と唇との境目をしっかりとつくることで、ただはみ出しただけのリップという印象はなくなりキレイに仕上がります。

さらに唇の中央にグロスを重ねてあげることで、よりふっくらとしたツヤのある唇をつくれますよ。




②口角の上がったキリッと上品なリップ







キリッと口もとを引き締めたいとき、意識するのは唇と肌との境目。とくに唇の外側、口角の部分をしっかりとつくることで、口もとの印象は変わります。コンシーラーを使って、少し唇を消すような感覚で、唇と肌との間にしっかりと境目をつくりましょう。



外出先でのメイク直しの際にも、そこを意識してあげるだけで、きちんとした印象がつくれるので、コンシーラーがないときにはファンデーションも活用してみてください。




③上唇の山で印象をチェンジ!







唇は山のつくり方でも印象が変わります。しっかりとした山をつくると、クールな印象やセクシーな印象に。なだらかな山をつくると、おだやかで優しい印象や上品な印象に仕上がります。リップブラシは小さな加減がきくので、自分のなりたい雰囲気に合わせて、上手に山を仕上げてみてください。




リップブラシで理想の唇へ!ひとつのメイク法として覚えておいて







いかがでしたか?今までリップスティックで直塗りしていたという人には、時間もかかるし少し面倒な印象もあるかもしれません。ですがその分、今までより格段にリップが落ちにくくなったり、キレイで理想的な唇をつくることができるのがリップブラシです。



小さな習慣ひとつで、女性の印象というのはグッと変わります。この機会に一度、リップブラシでのメイクを楽しんでみませんか?使っている自分自身でも、昔から引き継がれる“女性らしさ”というものを実感できるかもしれませんね!




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情報提供元: 女美会
記事名:「 唇に女性らしさを宿す♡リップブラシの基本の使い方を伝授