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香水をつける上で大切なマナーは次の3つ。
・香りが長持ちすること
・香りが強く出過ぎないこと
・他の人に触れたときに香りが写らないこと
そう考えると、多くの人がつけてしまいがちな「手首」「首」「デコルテ」など摩擦を多く受けやすいため温度が上がり香りも飛びやすいため、香水をつけるにはふさわしくないというのがわかると思います。
また、香水は「光毒性」と言われるシミの原因などになる成分を含むものもあり、日中の紫外線を受ける場所などにつけるのは避けるべきなのです。
香水といえば、映画や女優、著名人が愛用していたり、有名な逸話などを残したりすることから端を発し、爆発的な人気となることが多いですよね。ブランドから新しい香水が発売されれば、その広告塔として人気女優を起用することも多いです。
そういった背景もあり、女優といえば香水上級者!というイメージを抱いている方は多いのではないでしょうか。
あるハリウッド女優がインタビューで「香水は、太ももの間にふりかけるもの。そうすれば自分の体温で温まって香りが一日中続くし、誰かとハグしてもその人に香りが移ることもないから」と答えました。
自分の魅力の引き出し方を心得ているハリウッド女優ならではの香水使いになるほどさすがと膝を打ちますね。
香りを上手にまとい、自分も周りにも気持ち良く香らせるために、おさえておきたい付け方のポイントがあります。どれも難しくはないので、香水をつける機会が多いのであれば覚えておきましょう。
手首や首、デコルテ、髪など、直射日光や紫外線が当たりやすく、また他の人に香りがうつりやすい上半身は避けたほうが良いでしょう。また、服がよく擦れる場所なども香りの持ちが悪くなるので避けたほうが持続します。
二の腕の内側や足首、スカートなどの場合は膝裏や太ももなどがオススメです。
ちょうどいい香りの強さは、1m離れて感じられる程度。それ以上離れてもわかるくらいだとちょっと強すぎます。
「オードパルファン」などは香水の中でも一番濃く匂いの強いもの。指先に少しだけとって肌につけるくらいでOK。
「オードトワレ」や「オーデコロン」などはパルファンよりもやや濃度が低く、ミストタイプの容器になっている事が多いですが、ひと吹きで十分香ることが多いです。
自分では香りの強さがわからないことが多いので、家族など周りの人に確認してもらうのがいいでしょう。
香水の成分はアルコールなども含むため、洋服やバッグに付くと変色や損傷の恐れがあります。また、動物の皮につけることで香りが変化してしまうことも。
布製のバッグでも生地が傷んだりすることもあるので、気をつけましょう。
香水の使用期間は、開封後3年程度と言われています。
開封すると空気に触れ成分の酸化や劣化、香りの変化や香りが飛んだりして中身が買った時より変化していきますので、開封して3年以上経ったものは使わないようにしましょう。
また開封していなくても、高温多湿の場所に長期間置いていたり、正しい保管方法を取っていないと中身が劣化することがありますので注意しましょう。
また、香りにも流行がありますので、流行遅れの香水を使い続けるのもマナーとしてやめましょう。
正しい付け方を知り、もっと香水を楽しみたくなった方がいれば嬉しいです。
普段からよく使うという方の中には、体臭を消すために使っているという方もいるのでは。しかし当然のことながら、香水は良い香りで臭い匂いをごまかすものではありません。もちろん人によりその人の匂いというものはありますが、不潔で臭いのと、個性とは別物。香水をつける前には必ず体を清潔にしましょう。
汗や体の匂いが香りと混ざって異臭になることもあります。スポーツの後、朝出かける前なども、シャワーを浴びたり、体を拭いてきれいにするなどして一度リセットしてから、香りをプラスしましょうね。