- 週間ランキング
片尻が何キロあるかご存知でしょうか。実は、私達のお尻は片側で平均3キロ、両尻では6キロもの重さがあると言われています。
ボーリングの玉で言えば男性が使う重めの14ポンドが6.3kgなので、それくらいの重さがお尻という部分にかかっていると思うと結構な重さですよね。
また、人の体の中で出っ張っている部分は鼻・胸・尻の3か所ですが、鼻には軟骨があって重力で垂れ下がる事が無いのに対し、胸やお尻は脂肪だけ。
正しくケアをしなければどんどん重力にひきよせられ、下にのびて平たくなっていってしまいます。
年を取ると下半身太りに悩む女性が多いですが、これが原因と思って良いでしょう。
胸とヒップは、対策をしなければ10年ごとに3センチずつトップが下がっていくと言われています。今鏡を見れるなら、是非確認してください。今の位置から3センチさがったところが10年後。更に10年たてば合計で6センチも下がる事に。
ちなみに、ヒップはトップが1センチ上がれば足が3センチ長く見えるとも言います。つまりは3センチ下がる事が無くケアができれば、印象としては10センチ近くも足が長く見えるという事に!
これがボディラインの中でヒップの位置が特に重要だというポイントです。
ヒップ本来の正しい位置は、直立して腕を真下におろした時、肘の位置からふくらみが始まり、手首の位置でお尻が終わる位置と言われています。
想像すると「そんなに上なはずがない!」なんて言われる事も多いのですが、確かにモデルさんなどを見ると現実としてその位置の人が多く、これは生まれ持った体格ではなくちゃんとしたケアによって得られるもの。
まずは一度、自分のお尻の位置を確認してみてください。
それでは、具体的にどんな方法でヒップケアをすれば良いのか。
それには、正しいサイズの下着選びと、日々のトレーニングが欠かせません。
下着選びとして、例えばビキニのような布面積が少ない三角ショーツを履いたら、布が少ないのにゴムがきつくてヒップに下着の痕がついてしまったという経験もあるのではないでしょうか。
一説には、私達が普段利用しているようなショーツの形は、本来6歳児が履いているものと同じともいわれます。ヒップが大きくなっているのに、面積が6歳児用のそれではしっかりとケアができるわけがありません。
そこで、おすすめのショーツとしては、お腹まですっぽりカバーしてくれるものや、全体的に伸縮性がある、パンツのラインが出にくいボクサータイプのショーツがおすすめ。
生理中に利用するサニタリーショーツも、できるだけ面積が大きく伸縮性のあるものを選びましょう。
ヒップアップのためには、エクササイズも欠かせません。
おすすめはブルガリアンスクワット。スクワットというと足回りなど下半身強化のイメージが強いですが、正しい形で行えばお尻や腹筋・背筋などの体幹筋まで全身に効果を発揮するトレーニング。ヒップアップしながら、お腹周りまでしっかりカバーできる素晴らしいエクササイズなのです。
やり方は簡単で、片足を後ろで椅子などに載せながら、もう片方の足でスクワットをするだけ。
最初はきついので、壁などに手をつきながら、出来るところまで足を曲げるようにしていき、徐々に足を深くまで曲げられるようにしていきます。
ヒップラインのように、後ろからみないと中々気づけないポイントは、自分が思っている以上に磨かないと、中々維持も向上も難しいもの。
どんな服にも挑めるいい女になるためには、まずはヒップのケアが重要です。
数年先の自分のために、今の自分が出来る事からスタートしましょう!