髪を乾かす最初のステップは軽いタオルドライ



洗髪の後、まずはタオルで水分をふき取りますが、この時のタオルドライの仕方に髪がダメージを受けるかどうかのいくつかのポイントがあります。




タオルはしっかりと吸水性のある清潔な物を使う



タオルドライで利用するタオルは、しっかりと吸水性があり清潔なものを使いましょう。

タオルは繰り返し使う事で吸水力が落ちてしまったり、一度使った後そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまったりという場合があるので、なるべく定期的に買い替えたり、使用したら洗うようにしておいた方が良いと言えます。



また、吸水性があるタオルでも素材が硬いものなどを利用すると髪に摩擦刺激を与えやすくなってしまうので、なるべくふんわりとした使い心地のものを選ぶようにしましょう。




髪の毛のタオルドライは毛束を挟んで軽くたたくようなイメージで



タオルを使って髪を吹く時、ガシガシと指を大きく動かして拭くと髪の毛や頭皮が傷む原因に。

特に、洗髪後の濡れた髪の毛はキューティクルが開いて傷みやすく、なっていますので、摩擦刺激を与えない事が大切です。



タオルドライは毛束を少しずつタオルに挟んで、ポンポンと軽くたたくようなイメージで吸水させていきましょう。



髪にタオルを巻き付け、絞るようにして乾かす人もいますが、これも髪に強い摩擦刺激を与える原因となりますのでNGです。




頭皮は地肌をタオルで揉み込むように



髪の毛の水分をふき取ったら、頭皮にタオルをかぶせ、地肌をマッサージするようにしながら頭皮の水分を吸い取ります。

手を大きく動かすのではなく、マッサージするようにゆっくりとタオルドライを行う事で髪の摩擦刺激を避けつつ、マッサージ効果を得る事が出来ます。



髪の毛と頭皮にダメージを与えないように水気を切ったら、タオルドライの完了です。




ドライヤーは根本を意識して乾燥させる



タオルドライが終わったらドライヤーで全体を乾かしていきます。




最初は髪をかき上げながら全体を8割程度乾かす



ドライヤーのかけ方としては、まず初めに髪全体の水分を温風で吹き飛ばすようにして、ある程度髪が風で動きやすくなる程度まで乾かします。

ただドライヤーの風を当てるだけでは中々水分が飛ばないので、片手で髪をかき上げるようにしながら風を当てると、水分を吹き飛ばしやすくなります。




ドライヤーをかける時は左右に小刻みに動かしながら



ドライヤーをかける時は、送風口を小刻みに左右に動かしながら、熱が一ヶ所に集中しないように当てていきましょう。

熱が集中しすぎると髪にダメージとなってしまうので、これを分散させながらドライヤーを使います。




根本を乾かす時は髪を持ち上げて風を当てる



髪は毛先の方に行くにしたがって乾きやすく、根本側が乾きにくくなっており、且つ濡れた状態は髪がダメージを受けやすいので、特に根本を中心に乾かす必要があります。

根本を乾かす時は髪の上から風を当てても中々乾かないので、髪を根本から手で救い上げ、立たせながら根本に向かってドライヤーの風を当てるようにしましょう。

特に後頭部は髪の量が多く乾くのが遅い箇所なので、重点的に乾かしましょう。

根本をしっかり乾かすだけでも、毛先の方まで自然と乾きます。




根本から毛先に向かって乾かす



根本部分がある程度乾いて、それでも毛先の方がまだ濡れている場合は片手で髪をすこし引っ張りながら、根本側から毛先に向かってドライヤーの風を当てていきます。

ドライヤーの風が当たる方向は必ず根本から毛先に向かうようにする事で、キューティクルが開かれずに乾かしやすくなります。




温風の後に冷風で引き締めを



ドライヤーの温風で髪を乾かした後は、冷風での引き締めも行いましょう。

冷風でキューティクルをしっかりと閉じる事で、髪の美しさを保ちやすくなります。

この時も根本から毛先に向かって風をあてるように注意しましょう。




ドライヤーの後はブラシやコームでとかして完成



髪が完全に乾いたら、ブラシやコームを使って髪をとかせば、ヘアドライの完了です。





以上のように、根本からしっかりと髪を乾かす事で、髪の毛が立ち上がってスタイリングが決まりやすい髪質にする事が出来ると同時に、キューティクルを守る乾かし方によって髪自体の美しさも向上させていく事が出来ます。

ドライヤーが面倒だからといって自然乾燥させると髪はより傷みやすくなりますし、ドライヤーのかけ方が適当だと髪がまとまりにくく、思い通りのヘアスタイルにならなくなります。

しっかりとした乾かし方を身に着けて、ヘアスタイルを楽しみましょう!


情報提供元: 女美会
記事名:「 梅雨でも髪を美しく保つ乾かし方。ドライヤーの使い方