- 週間ランキング
ホットヨガは、高温多湿(室温約38℃ 湿度約65%)のスタジオで、ハタヨガを基本としたにゆっくりとしたポーズをおこないます。
高温多湿の中でおこなうホットヨガは、少ない運動量でも大量の汗をかきますが、汗をかくことによって代謝がよくなり、血液の巡りがスムーズになります。
女性の8割近くが冷え性を実感していると言われますが、手先や足先の冷たい部位だけを温めても根本的に冷え症は解決しません。
冷え性を改善するには、大きい筋肉があるお腹やお尻、太もも、二の腕などを鍛えて筋肉を維持しながら温めることが大事です。
ホットヨガは、全身を温めながら大きな筋肉を動かすポーズをとっていくので、効率よく体質改善ができます。
体には体温を保つために脂肪をため込もうとする働きがありますが、汗をかきやすい環境の中でヨガの呼吸やストレッチを行うと、脂肪を効率よく燃焼することができ、ダイエット効果が期待できます。
長時間の座り仕事が続くと内臓が圧迫されますが、ホットヨガに限らず、ヨガには内臓の機能を正常にする働きがあります。
年齢とともに肌のターンオーバーが遅れ気味になり、通常28日間で生まれ変わっていた肌も年齢分だけ時間がかかると言われています。
肌が生まれ変わるのに40歳なら40日もかかり、毛穴やクスミが目立ってしまいます。
ホットヨガをおこなうことで血行が促進され、発汗作用が高まりターンオーバーが正常に機能します。
ホットヨガが体によいとかよくないとかは、人それぞれの体質にもよります。
どんなスポーツにもメリットがあればデメリットもありますが、体力があまりない人は、爽快になるどころか、体調不良を起こすこともあるようです。
また、ダイエット目的でホットヨガを選んだ人の中には、「汗をたっぷりかいたわりにはダイエット効果が得られなかった」といった感想もあります。
人の体温調節に関係する自律神経は、5℃以上の急激な気温変化に対処できにくくなっています。
体温を下げる作用がある交感神経と、体温を上げる作用がある副交感神経のバランスが崩れやすくなり、一時的に自律神経失調症のような症状をひきおこし、めまいや頭痛などがおこることがあります。
「ホットヨガ通い放題月額5,000円」などといったキャンぺーに惹かれて、レッスンがオーバーペースになると、過呼吸、動悸、貧血、血圧の変動などがおこる場合があります。
ホットヨガのインストラクターが長続きしないのは、1日に何回もレッスンをするため、体調を壊しやすいからとも言われています。
これは自己責任の問題ですが、ホットヨガのレッスン中は、何度もインストラクターから水分補給を促されますが、「のどが渇いていないから」と水を飲まないでいると、脱水症状に陥ってしまうことがあります。
体が温まると普段よりも靭帯などの筋が伸びやすく、体が柔らかくなります。つい嬉しくなって開脚や前屈などのポーズも、自分の限界を超えておこないがちですが、一気に限界以上に筋が伸びると、あとで痛みやトラブルが起きる可能性があります。
服装は動きやすく、汗の吸収がよいものを選び、こまめに水分補給をすることが大事です。
汗をかくことは気持がよいことですが、体力の消耗も激しいため、毎日レッスンをおこなうと、逆に体を痛めてしまうこともあります。多くても週2~3回がベストといえます。
ホットヨガのレッスンをおこなう2時間前と、レッスン後の2時間は、なるべく食事を控えた方がヨガの効果が得られます。
レッスン前に食事をすると、お腹を圧迫するポーズで吐き気などをもよおすこともあるからです。
また、レッスン後すぐの食事は、体が食べ物を吸収しやすくなっており、太りやすくなってしまいます。
*妊娠中は腹部を圧迫するポーズがよくない場合もあるので、控えた方が無難です。
ホットヨガは、常温でおこなうヨガに比べて温度や湿度が高いので、心拍数があがり、有酸素運動効果が増します。
また、汗をかく量が多いので、美肌やデトックス作用も常温でおこなう普通のヨガよりも高い効果が得られます。
常温でおこなう普通のヨガは、もともと精神修行の一環として始められたおり、メンタルな面での効果が高いといえます。
不眠や日々のイライラや不安感など精神的なストレスを取り除くポーズが多く取り入れられているのが、常温でおこなう普通のヨガの特徴です。
高温多湿の環境でおこなうホットヨガには、メリットもデメリットもありますが、体質によって合う合わないもあります。
インストラクターの技術の差やスタジオの清潔感などでも、モチベーションが違ってくるので、キャンペーンなどを利用してレッスンを受けて、比較するとよいでしょう。