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古代ヨーロッパでは、吸血鬼から身を守るといわれ、悪魔祓いに用いられていたほど、なんだかすごいパワーを持っていそうなニンニク。漢方では五臓の機能を活性化する食材として、珍重されてきました。
体の冷えやストレス、食事の偏り、睡眠不足などで血の流れが滞ると、肩こりや腰痛の原因となるだけでなく、顔のクスミやシミが目立ってきます。こんな状態を漢方では瘀血といいますが、ニンニクを常用することで血行が促進されて、クスミやシミが目立たなくなり、透明感のある肌になります。
ニンニクには疲労回復や滋養強壮効果があり、血液の循環を良くする働きがあることは知られていますが、このほかにも実は食べ物の中で最も抗がん作用が高いと言われています。
このことは、アメリカの国立がん研究所が、がんを予防する 食品をピラミッド状にして作成した「デザイナーフーズ」で証明されており、ニンニクがピラミッドのトップに位置しています。
漢方では、黒い食材は「腎」を癒す働きをすると言われています。
「腎」とは腎臓だけでなくホルモンの分泌にも関わっており、体がだるかったり肌の色が冴えなかったりするのは腎の機能が弱っているからと考えられます。
黒砂糖や黒ゴマ、黒豆などの「黒い食材」は腎の機能を上げますが、それだけでなく黒い色は少量でもどっしりと見え、食べ過ぎを防ぐことができます。
同じおやつでも白いおやつは軽い感じがして、つい食べ過ぎてしまう傾向にあるようです。黒い食材を使って見た目でも満足感を得られれば、賢く食べ過ぎを防ぐことができます。
ホットケーキミックス200g、黒砂糖大さじ1杯、牛乳200㏄、卵1個、ゴマ油を全てボールに入れて混ぜます。
炊飯器の内側にゴマ油を塗って、流し込みます。
ニンニク3~4片を軽く電子レンジにかけて、皮をむき細かく切ってパラパラとふりかけます。白ごまか黒ゴマのすりごまをかけます。
クルミやアーモンド、レーズンなどがあればくだいて、一緒にふりかけ、白米炊きのボタンを押し、普通に炊きます。
炊きあがったら竹ぐしを刺して、何もついていなければ取り出して冷まします。
季節の変わり目は自律神経が乱れがちです。鏡を見て何となくさえない顔にがっくりきたなら、それはミネラル不足かもしれません。微量ながらも、ミネラルは体にとって必須の成分です。
黒砂糖には、細胞の働きを正常に保つカリウムや、細胞や組織の代謝に欠かせない亜鉛などのほか、鉄やカルシウムなども含みます。
漢方では黒砂糖は月経痛や冷え性に効果があるとされ、薬として用いられてます。
疲労回復効果のあるニンニクやゴマをトッピングした簡単に作れるケーキで、疲れ顔を解消しましょう。
ニンニクを使ったジャムや、ニンニクのオイル漬けを練りこんだ、スティックパイのレシピです。
ニンニク5~6個をみじん切りにして密閉容器に入れ、ヒタヒタになるまでオリーブオイルを注ぎます。
そのまま冷蔵庫で保存し、1日程度寝かせれば完成。
ニンニクのオリーブオイル漬けは冷蔵庫で保存すると約半年間保存できます。チャーハンや野菜炒めパスタなどアレンジ次第で様々な料理に使えます。
ニンニク1玉はバラして電子レンジで加熱し、皮をむきます。タマネギ1個も皮をむいてざく切りにし、電子レンジで加熱し、砂糖100gを加えミキサーにかけ、鍋にかけ焦がさないように煮て瓶に詰めます。
冷凍パイシートを解凍し綿棒で少し伸ばし、2㎝幅くらいに切り、ニンニクのオリーブオイル漬けまたはニンニクジャムと黒ゴマをふって、ネジネジします。
180℃に温めたオーブンで、15分ほど焼きます。
オーブントースターの場合は、様子を見ながら、焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせて焼きます。
フランスパンを1㎝にスライスしてガーリックバターを塗り、オーブントースターで10分ほど焼きます。
常温で柔らかくしたバター100gに対してニンニク3片をすりおろして混ぜます。
ニンニクに含まれる成分のスルフィド酸やスコルジニンには、体の隅々まで血液を運ぶ働きがあります。
また、体にたまった余分な塩分や水分を排出するデトックス効果もあります。
ニンニクには抗アレルギー作用があるので、肌荒れや花粉症の予防と改善にも効果的です。
しかし食べ過ぎると口臭や体臭がきつくなったり、お腹の調子が悪くなることもあるので、
1日にひとかけを目安としましょう。
にんにくは疲労回復や健康維持のために欠かせない食材の一つです。オリゴ糖が多く含まれていることで美容や便秘改善にも効果が期待されています。
何かと忙しく時間に追われる日々の中で、いくら体に良いからといってスイーツの手作りなんてとても無理と思ってしまいますが、ニンニクジャムやオイル漬けなどを作り置きし、市販のホットケーキミックスや黒砂糖、ドライフルーツなどを買い置きしておくと、少しの時間で簡単に体に良い薬膳おやつが作れます。
簡単に、無理なくとりいれましょう。