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しかし、ダイエットを成功させるには目標設定だけでは不十分で、現状を把握することも必要です。なぜなら目標とするカラダと現状のカラダのギャップこそが、解決すべき問題となるからです。
現状を把握する方法として、体脂肪測定を行います。体脂肪測定方法については、この後詳しくお伝えしますね。
問題が明確になれば、ダイエットに対するモチベーションを上げることができ、ダイエット成功につなげることができると言えます!
現状を把握するには体脂肪測定を行いますが、ここでは正確に体脂肪を測定する方法をお伝えしたいと思います。
体脂肪測定方法として一般的に用いられる方法が、「インピーダンス法」と呼ばれるものです。これはカラダに微弱な電流を通して電気抵抗を測定し、そこから脂肪の割合を算出する方法です。
体水分量に大きく影響を受けますので、運動後や食後、入浴後などの測定は避けた方が良いと言えます。そのため、体脂肪を正確に測定するには、運動前の測定がお勧めと言えます。
健康的な体脂肪率の目安は、女性の場合は20~29%、男性の場合は10~19%と言われています。
目標を設定して現状を把握し、そのギャップが明確になったところで、無理なく痩せられる方法をお伝えしていきましょう。
ダイエットを成功させるには、運動と食事の両面からのアプローチが必要となります。運動と食事をダイエット成功につなげる方法として、以下の6つが挙げられます。
では、一つずつ詳しく解説していきましょう。
筋トレや有酸素運動を行う前に行うべきことは、「姿勢改善」です。姿勢が歪んだ状態で筋トレや有酸素運動を行っても、十分なダイエット効果が期待できないと言えるからです。
例えば背中が丸まった姿勢で「スクワット」を行っても、ターゲットとなるお尻や太ももの筋肉には効かないばかりか、膝や腰を痛めてしまう危険性が高くなってしまいます。
姿勢の歪みを改善するにあたり、ご自身の姿勢の現状をチェックしておきましょう。
写真のように、壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭をつけて立つだけです。そうすると頭が壁につきにくく感じた場合、猫背の姿勢である可能性が考えられます。
そう感じなかった場合は、「バンザイ」をするように両腕を上げてみましょう。そうすると両腕が壁につかなかったり、腰の反りが強くなったりする場合も、猫背の可能性があります。
次に腰と壁の間に片手を入れてみましょう。
上の写真左側のように指を折り曲げた手が入る場合は正常な状態ですが、写真右側のように握りこぶしがスッポリと入ってしまう場合は「反り腰」の可能性があります。
猫背と反り腰といった姿勢の歪みを改善に導くストレッチとエクササイズについては、
【たった5分で「猫背」をリセット!プロがお勧めするストレッチ&エクササイズ】
でお伝えしておりますので、是非併せてお読みください。
ダイエットを成功させるには、消費エネルギー量を増やすことがカギと言えます。そのためには、一日の総消費エネルギー量の70%を占めている基礎代謝を上げる必要があります。
基礎代謝を上げる効果的な方法は、筋トレで筋肉量を増やすことです。筋肉量が増えると、それに伴い内臓の容量が大きくなり血管数も増えます。その結果、除脂肪体重がアップします。除脂肪体重が1kg増えると基礎代謝量は1日あたり50kcal程度アップすると言われています。
このようなことから、筋肉量が増えることで除脂肪体重もアップし、基礎代謝アップにつなげることができます。
筋トレで効率よく筋肉量を増やすためには、以下の3つがポイントとなります。
具体的には、「スクワット」や「腕立て伏せ」などといった種目を3~5秒かけてゆっくり下ろすことを意識し、1分~1分半の休憩を挟みながら、10回前後の回数で3~6セットで行うようにします。
体脂肪を落とすには、脂肪をエネルギーとして使う有酸素運動を行います。
有酸素運動で効率よく脂肪を落とすポイントは、筋トレを行った後で「ややきつい」と感じられる強度で行うことです。
筋トレを行った後はちょうど脂肪が分解され始めるタイミングなので、そのタイミングで有酸素運動を行えば分解された脂肪がエネルギーとして使われるようになるからです。
また、「ややきつい」と感じられる強度で行うことで体内に十分な酸素が行き届くようになり、脂肪が燃焼されるようになります。
食事は減らしたりまとめ食いをしたりすると、却って太りやすくなってしまいます。
食事をダイエット成功につなげるためには、むしろ朝昼晩の3食を規則正しく食べることが基本となります。そうすることで空腹状態を防ぐことができるからです。すると血糖値の急上昇を抑制し、脂肪の蓄積を防ぐことができる上、食べすぎを防ぐ効果も期待できるようになります。
朝と昼はしっかり摂るようにし、身体活動量が少なくなる夜は摂りすぎないようにすることがポイントです。
食べる順番を意識するだけで太りにくくすることができます。血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪の蓄積を防ぐことができます。また、満腹感が得られるようになり、食べすぎを防ぐ効果も期待できます。
具体的には、次のような順番で食べるようにします。
食事はできるだけゆっくりと、よく噛んで食べるようにしましょう。そうすることで満腹中枢が刺激されて満腹感が得られるようになり、食べすぎを防ぐことができます。
また、食べた物の消化吸収スピードが緩やかになるので、血糖値の上昇も緩やかになり脂肪の蓄積を防ぐこともできます。
一口に30回を目安に噛むとよいと言われています。一口の量を少なくすることが、よく噛んで食べるコツです。
今回は、「今年こそダイエットに成功したい!」という方に向けて、「食べながら無理なく痩せられる方法」を6つお伝えしました。
ダイエットを成功させるには、何よりも「続けること」が重要です。いくらダイエットに有効な方法でも、続けなければダイエット効果は期待できません!
運動と食事のコントロールを続けるコツは、“背伸び”をせず無理なくできる範囲で行うことです。欲張らずに、「これなら私でもできる!」と自信を持って言える範囲で、運動と食事のコントロールに取り組んでくださいね!