カザフスタンと聞いたとき、「え、どこ?」「何スタン?」と、どんな国かも分からない人が大半ではないでしょうか。

中央アジアに位置するカザフスタンは、世界で9位の面積を持つ大きな国。そのカザフスタン最大の都市アルマトイは、風光明媚な非常に美しい都市です。

 

アルマトイ自体は見どころとなる観光名所がとても少ないのですが、町を歩くとおしゃれカフェがそこかしこに!

スイーツのクオリティも高くて、アジアにいながらヨーロッパにいる気分が味わえる魅惑の地。

カフェやスイーツが大好きな女子には全力でおすすめしたい都市なんです。

(※感染症や戦争の状況により、旅行時は安全かどうかを必ず外務省のHPでご確認ください)

 
アルマトイってどこ? どうやって行くの?


アルマトイはカザフスタンの南東(日本寄り)にある、カザフスタンの旧首都。

旧首都と言ってもカザフスタンではもっとも大きな都市で、経済、文化、教育の中心地です。

以前は日本からカザフスタンの首都アスタナまでの直行便があったそうなのですがコロナ禍で直行便が休止。

2022年9月時点ではソウルの仁川空港を経由するのが一番ラクなアクセス方法となっています。ちなみに仁川からアルマトイまでは約7時間です。

 
街路樹が多く歩道が広い、夏の気候は「最高」
▲Photo by Rie Kanno

私は2022年8月の終わりから9月上旬にかけて1週間アルマトイに滞在しました。

アルマトイを訪れたきっかけは、中央アジアで出会った多くの旅行者から「アルマトイがとてもよかったよ」とおすすめされたため。

特に、夏の気候が「暑すぎることもなくパーフェクトだった」という話を聞き「それなら」と訪れてみました。



アルマトイは四方を山に囲まれており、山の裾野に広がる街

そのため、中心部は緩やかな下り坂がずっと続き、通りの両脇には途切れることなく街路樹が植えられています。

日差しは強いのですが街路樹で直射日光が遮られ空気が乾燥しているので、どの時間帯も快適で気持ちいい!

 

通りから坂の上を眺めれば山がそびえ、屋内から窓の外を見れば街路樹の緑。どこにいてもとても居心地がいいんです。

カザフスタンは旧ソ連から独立した国なので、通りの両脇にはソ連時代に建てられたのであろうことがわかるアパートが並びますが、ほとんどのアパートの1階はきれいに改装された店舗となっています。

 
アルマトイはお洒落カフェ、お洒落レストランの宝庫


▲Photo by Rie Kanno

アルマトイ中心部にはカフェやレストランがとても多く、その多くがとてもおしゃれです。

店舗の外観、内観、お料理も写真映えすること間違いなし。店内は広々してソファ席も多いのでゆったりくつろげます。

 

また、カフェでパソコンを広げて仕事をしている人も多く、ほとんどのカフェやレストランではWi-Fiがあるのでワーケーションにもぴったり

私も毎朝ホテルの近くのカフェに出かけて朝食を食べ、そのまま仕事をしていました。Wi-Fiもサクサク。スタッフも感じがいいです。

 

そうそう、カザフスタン人の多くは私たち日本人とほとんど見た目が変わらないため、外見で差別されたり嫌な思いをすることもありません。そういう意味でも快適です。

ただ、メニューはロシア語。英語のメニューがないお店も多いです。

けれどスタッフの誰かは英語が話せることが多いので、困ったら英語で聞いてみて。英語が話せるスタッフが来て接客してくれます。



▲Photo by Rie Kanno

ケーキはどのお店で食べてもおいしかったです。

あるカフェで聞いたところ、そのお店ではヨーロッパのパティシエが作ったものを取り寄せているのだとか。

お値段は安く(だいたい1つ500円前後だったよううに記憶しています)、ドリンク1杯とケーキなら、日本のカフェよりも少し安いくらいの料金。1,000円を超えることはありませんでした。

 
バスに30分乗れば豊かな自然にアクセスできる!


▲Photo by Rie Kanno

アルマトイは山に囲まれた街。バスに乗れば30分で海抜約1,700メートルのメデオスケートリンクまでアクセスできます。

このスケートリンクから少し山を下るとロープウェイ乗り場があり、ロープウェイを2回乗り継ぐとなんと3,200メートルまで一気にアクセス可能!



▲Photo by Rie Kanno

夏でも雪が残る山々をすぐそばに眺めながら冷涼な空気を胸いっぱい吸い込めば、気分はアルプスの少女ハイジ!

ロープウェイに乗らなくても、歩いてハイキングコースに入れるので、体力に見合う範囲で山歩きを楽しめます。

 

ヨーロッパに行きたいけれど遠い、カフェ巡りを楽しみたい。そんな人にはアルマトイがおすすめ。

雰囲気はヨーロッパでおしゃれカフェが並び、物価もヨーロッパほど高くありません(2022年9月時点では日本より少し安いくらい)。

ちょっと珍しい旅先をさがしているなら、ぜひアルマトイを候補に入れてみて。

ちなみに、私はロシア語を話せませんが、それでも問題なく旅行できました。

(※感染症や戦争の状況により、旅行時は安全かどうかを必ず外務省のHPでご確認ください)
情報提供元: ANGIE
記事名:「 まるでヨーロッパ!? カザフスタンの「アルマトイ」はおしゃれカフェも豊かな自然も楽しめる♡