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クリプトン・フューチャー・メディア株式会社とKDDI株式会社は、2017年4月26日に、AR/VR/MR技術(注1)等を活用したコンテンツ事業の推進を、両社で協力して実施するための、基本合意書を締結したことを発表した。
両社での取り組みとして、今年2月に「ミク☆さんぽ」によるAR実証実験を実施している。
その好評を受け、両社のAR/VR/MR技術等活用サービスの更なる向上を目指すべく、今回の基本合意書の締結につながった。
今後約1年間を通し、クリプトン社が展開する「初音ミク」らキャラクターと現実世界が融合した、新たな体験を提供できるよう、AR/VR/MR等の技術を活用したサービス開発を進めて行く予定とのことだ。
本取り組みのひとつとして、4月29日・30日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2017」の「超ボーカロイドエリア」(国際展示場8ホール)内、「初音ミク超会議ステージ2017」ブースに「ミク☆さんぽ」の体験コーナーを設置することが決定した。
同ブース内で専用アプリ「ミク☆さんぽ」を起動すると、「初音ミク」と一緒に展示を見て回ることができる。
また、ブース内の写真撮影コーナーで「初音ミク」と一緒に写真を撮ることが可能となっている(注2)。
撮影した写真はその場でダウンロード可能で、希望者にはプリントアウトしてプレゼントしてもらえるとのことだ。
▼体験動画はこちら(https://youtu.be/DpYwafFl4HU)
「ミク☆さんぽ」の詳細は、WEBサイト(http://www.au.com/lp/mikusanpo/mikuchokaigi/?aa_bid=co-prowm-pr-0024)に掲載されている。
この機会に、両社の取り組みによって生まれたコンテンツをぜひ体感して欲しいとのことだ。
また、今年で「初音ミク」が10周年を迎えることもあり、関連企画の実施も検討されているとのこと。
今後の展開にも注目だ。
注1)
MR:現実空間と仮想物体が組み合わさった新たな空間を構築する技術。
MRはARの一種であるが、一般的には、MRは「Tango」や「ホロレンズ」を使って現実空間と仮想物体の区別がつかないサービスを指す。
VR:コンピュータ上に仮想空間を作り出し、あたかも仮想空間に自分が居る様な感覚を体験できる技術。
一般的には、ヘッドセットをかぶり360度の視界を提供するサービスを指す。
AR:現実空間の一部を改変して、仮想の情報を付与する技術。
一般的には、マーカー上に仮想物体を表示するサービスを指す。
注2)
写真はQRコードを読み取る形式でダウンロードが可能。
また、会場に設置するプリンタにて印刷した写真を受け取ることができる。
名称:ニコニコ超会議2017(にこにこちょうかいぎにせんじゅうなな)
会期:
2017年4月29日(土)10:00~18:00(最終入場17:30)
2017年4月30日(日)10:00~17:00(最終入場16:30)
会場:幕張メッセ国際展示場1~11ホール+イベントホール
主催:ニコニコ超会議 実行委員会
1日券 : 前売1,500円 当日2,000円
2日通し券 : 前売2,500円
優先入場券 : 1日券1,600円 通し券2,700円 ※先行販売のみ
企画ブース「超ボーカロイドエリア (HALL 8-C12)」内にて、「初音ミク超会議ステージ2017」ブースが出展される。
初音ミクは今年の8月31日で10周年ということで、「ミク☆さんぽ」の他にも、10周年企画やマジカルミライ2017関連の展示、ステージなど楽しい企画が盛りだくさんとのことだ。
「ニコニコ超会議2017」詳細はコチラ
KDDIは、3,800万を超える個人のユーさーには「au」ブランドの移動通信と固定通信に加えて、金融・コマース、物販 (au WALLET Market)、電力 (auでんき) などユーザーの生活に新たな価値を届ける「ライフデザイン企業」を目指しているという。
また、法人向けには、移動通信事業やICT事業に加えて、さまざまなパートナー企業と連携し、ビジネスに貢献するサービス・ソリューションをワンストップで提供しているとのことだ。
さらに、グローバルでは高い信頼性と高品質なデータセンター「TELEHOUSE」を中核に、IoTに最適なICT環境の提供を目指しているほか、新興国などにおけるコンシューマビジネスにも積極的に取り組み、世界各国の経済成長や国民生活の向上に貢献していくとのことだ。
1995年7月、代表取締役である伊藤博之が北海道札幌市で、効果音などサウンド素材を輸入販売する「音の商社」として設立。
現在は、DTMソフトウェア、3DCGシステム、スマホゲームなど多岐にわたるサービスを開発・提供している。
2007年には、歌声合成ソフトウェア「VOCALOID2 初音ミク」を開発・発売。
「初音ミク」を冠するシリーズはDTMソフトウェアとしては異例の総計13万本以上を売り上げ、その新しいコンテンツの活用方法は世界中から注目されているということだ。
クリプトンが開発した、歌詞とメロディを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」。
大勢のクリエイターが「初音ミク」で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなった。
「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっている。
※記載されている会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標。
参照元:ニュースリリース
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