マイクロソフトは、Windows 10 Mixed Realityに対応するMRヘッドセットの技術をサードパーティに開放している。


レノボを始めとする複数のハードウェアメーカーがWindows MRヘッドセットを制作しているが、発売時期や価格といったそれらの詳細についてはほとんど明らかにされていない。今回、Upload VRがレノボのMRヘッドセットは8月に399ドルで発売される予定だと伝えた。


レノボからはコメント無し



Upload VRの情報は、レノボのインサイダープログラムに参加するメンバー、Ross McDougallからのものだ。McDougallは、今月提供された内容に基づいた情報だとしている。



McDougallが自身のTwitterで主張する情報を信じるならば、レノボのMRヘッドセットは2017年の8月に登場する。価格は399ドル(4万円強)だ。


以前の情報では350ドル程度と言われていたので、少し高めになっている。それでも、PCベースのハイエンドVRヘッドセットに比べればかなり手が出しやすい価格であることは間違いない。


ディスプレイの解像度は前情報の通り1440×1440のようだ。重量は380gとされており、350gという以前の情報に比べると少しだけ重くなってしまっている。


そうは言っても、その差はわずか30gだ。体感的にはほとんど変わらないのではないだろうか。


本体の前面に搭載された2つのカメラと2Dアプリケーションを引き伸ばして動作させる互換性、インサイドアウトのトラッキングといった機能はこれまでに報告されている内容と同様だ。


この情報はインサイダープログラムの参加者からのものであり、根拠のない憶測や噂といったものではない。だが、すぐにレノボのMRヘッドセットが消費者向けに大規模展開される、新しい開発者向けのキットがリリースされる、という情報でもない。


Upload VRはこの件についてレノボにコメントを求めているが、コメントを得ることはできなかったようだ。


マイクロソフトとVR


各メーカーがマイクロソフトの技術を使ったヘッドセットを開発している


マイクロソフトの技術を使ったヘッドセットと言えば、HoloLens。マイクロソフト自身が開発しているこのデバイスはPCを必要とせずに独立して動作し、ヘッドセット越しに見える現実の世界に映像を重ねるMRが特徴だ。


複合現実感とも訳されるMRは、VRやARと似ていながらも、それらをさらに発展させたものと言える。


各種処理機能をヘッドセットに内蔵している性質上、価格・重量の面でHoloLensがディスアドバンテージを抱えてしまっているのは事実だ。しかし、PCとの接続が必要となるヘッドセットに比べて特に「未来的な」存在感を持っている。


一方で、サードパーティが同社の技術を使って製造するヘッドセットはHoloLensよりも安価・軽量になる見込みだ。現在形になっているものとしては、Acerが製造するWindows Mixed Realityヘッドセットのデベロッパーエディションがある。


AcerのMRヘッドセットは、まだソフトウェア開発を行うデベロッパー向け製品の段階だ。消費者向けに販売されるに当たってどのように変化するかは分からないが、HoloLensと異なる方向を向いたデバイスになるのは間違いない。


他にも、今回情報が出たレノボやDell、HP、ASUSなどがWindows MRヘッドセットを開発しているようだ。各メーカーが個別に開発を進めており、それぞれがこのホリデーシーズンにかけて発売されると言われている。


マイクロソフトは、これらのデバイスがデベロッパー向けのキットではなくエンターテイメント用途に適した製品になるという。HoloLensやAcerのヘッドセットはあくまでもデベロッパー向けなので、初めての消費者向けMRデバイスとなる。


2018年には、Scorpioの名で呼ばれるマイクロソフトの次世代ゲームコンソールにもMRがやってくる。


マイクロソフトは、単に流行に乗ってMRに手を出しているというわけではなさそうだ。まだ不透明な部分の多いMR技術だが、マイクロソフト製品の中で大きな意味を持つ存在になるのかもしれない。


 


参照元サイト名:Upload VR

URL:https://uploadvr.com/lenovos-windows-mr-headset-arrives-august-399/


Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 レノボのWindows MRヘッドセットが8月に399ドルで発売?