海外メディアUploadVRは、2017年4月17日の記事において、Facebookのスタンドアローン型VRヘッドセットについて報じた。



Facebookのスタンドアローン型VRヘッドセットは「Monterey」?


同メディアは、海外メディアVarietyが2017年4月13日に報じたFacebookに関する記事のうち、スタンドアローン型VRヘッドセットに関する内容を抜粋して報じた。


2017年4月18日と19日、Facebookはアメリカ・カリフォルニア州のサンノゼで同社の年次総会「F8」を開催する。同イベントにおいて、同社が開発中のスタンドアローン型VRヘッドセットが公開される可能性がある。


同社が開発するスタンドアローン型VRヘッドセットが初めて披露されたのは、本メディアでも以前に報じたように昨年10月に開催されたOculus社の開発者会議「Oculus connect 3」の時であった(本記事トップ画像参照)。


昨年10月の段階では同VRヘッドセットのコードネームは「Santa Cruz」であったが、同VRヘッドセットの開発プロジェクトに参加している関係者がリークしたところによると、最近では開発が進みコードネームが「Monterey」と改められ、現在開催中の「F8」で開発中のVRヘッドセットが公開されるかも知れない、とのこと。


ちなみに「Santa Cruz」「Monterey」はともにカリフォルニア州にある町の名前であり、公開されるVRヘッドセットのコードネームはさらに別の町名がつけられる可能性もあるようだ。


「F8」は昨年開催された時と比べて、VRに関するセッションやワークショップが多く、キーノート講演において同社会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏自らがVRに関して発言することも十分に考えられる。


スタンドアローン型VRヘッドセットとは?


もっとも、スタンドアローン型VRヘッドセットを開発しているのはFacebookだけではない。


本メディアでは以前の記事において、インテルクワルコムがそれぞれスタンドアローン型VRヘッドセットを開発していることを報じている。


スタンドアローン型VRヘッドセットとは、スマホやVR Ready PC等のデバイスを必要としないVRヘッドセットのみで使用可能なデバイスのことを意味する。


同VRヘッドセットのそのほかの特徴としては、スマホを使ったモバイル型VRヘッドセットよりはグラフィック性能が優れているが、VIVEやOculus RiftといったVR Ready PCを使うハイエンド型VRヘッドセットよりは性能が劣るという位置づけとなっている。


Facebookが開発中のスタンドアローン型VRヘッドセットの仕様は明らかになっていないが、インテルとクワルコムに続いてFacebookが同VRヘッドセットの市場に進出するとなると、「スタンドアローン型VRヘッドセット」という新たなVRプロダクト・カテゴリーが誕生することがいよいよ確実なものとなるであろう。


Facebookのスタンドアローン型VRヘッドセットについて報じたUploadVRの記事

https://uploadvr.com/report-oculus-show-updated-standalone-vr-headset-f8/


上記記事のソースとなったVarietyの記事

http://variety.com/2017/digital/news/facebook-f8-vr-headset-1202029560/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Facebook、年次総会「F8」において開発中のスタンドアローン型VRヘッドセットを公開か?