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スタートアップテクノロジー会社のMagic Leap社が、ソフトウェア会社のFuzzyCube社を買収し、アニメーションスタジオのMoonbot Studiosからアニメーターを何名か引き抜いた。
2016年、アメリカで最も投資された額の高い企業ランキングで圧倒的一位を獲得したMagic Leap社。
昨年度に投資された額はなんと7億9,300万ドル(約880億円)で、2位のODGの10倍以上である。
現在最も期待を寄せられているVR企業と言っても過言ではないだろう。
「2016年のアメリカAR市場の投資動向が判明。最も投資されたのはMagic Leap」
http://vrinside.jp/news/2016_armarket_research/
Magic Leap社が買収、引き抜きを行った理由は明らかにされていない。
Magic Leap社は年内に1000ドルから2000ドルという高額なヘッドセットを販売するという話が出ているが、プロトタイプも未だ公開されていないため、それに関連した理由なのかもしれない。
「Magic Leap、開発中MRデバイスに関する最新特許を出願」
http://vrinside.jp/news/magic-leap-mr-patent/
FuzzyCube社はアメリカはテキサス州のオースティンを拠点としている会社で、「BoomTown!」や「Chemo Calc」などと言ったiOS対応のゲームを制作した会社である。
FuzzyCube社を買収したMagic Leap社であるが、本来、オスカー賞やエミー賞など多くのアワードを受賞しているMoonbot Studiosも買収する予定であった。
しかし、Moonbot Studiosの知的財産権の問題によってそれは叶わず、スタジオ全体を買収する代わりにMoonbot Studiosのアーティスト、アニメーターをMagic Leap社のコンテンツ制作チームに迎え入れることなった。
その結果、Moonbot Studiosは散り散りになってしまったため、現在は残ったMoonbotのスタッフを中心に「Flight School」と呼ばれるスタジオに改名し、新たなスタジオとしてスタートを切っている。
参照:VRfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2017/04/magic-leap-acquires-fuzzycube-software-and-moonbot-animators/
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