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同メディアは、今後出荷されるVIVEは、昨年4月のリリース直後のモデルに比べて15%軽量化に成功していることを報じた。
軽量化に成功した要因は、製造ラインの見直しによるもの、とのこと。同メディアは、VIVEのスポークスマンによる軽量化に関するコメントを掲載している。そのコメントは、以下の通り。
私たちは、コンポーネントの交換と製造ラインの改善によって、VIVEの重量に関する小さな進化を積み重ねています。
そのおかげで、VIVEはリリース直後に比べて15%軽量化しています。
実際、リリース直後のVIVEの重量は550gで、軽量化されたモデルでは468gなので、確かに15%軽くなっている。ちなみに、ライバル・デバイスのOculusRiftは470gである。
少し気が早い話ではあるが、次世代VIVEはさらに軽くなると予想されるかと問われれば、必ずしも軽くならないと答えなければならない。
まず、次世代VIVEのリリース時期だが、本メディアで以前に報じたVIVE幹部の発言をもとに予想すると、VRヘッドセットのライフサイクルが2〜3年なので、2018年には次世代モデルのスペックが話題になり、2019年にはかなりの確度でリリースされる可能性がある。
次世代VIVEで実装される新機能として確実視されているのが、ワイヤレス対応である。ワイヤレス対応に関しては、すでに「TPCAST」がアクセサリーとしてその機能を実現している。現在はアクセサリーで実現しているワイヤレス対応が、次世代モデルでは標準実装される可能性が高い。
ワイヤレス機能が標準実装されると、当然ながら重量が重くなることが予想される。すると、現在の「小さな進化」による軽量化がワイヤレス機能標準実装により帳消しになることが推測される。それゆえ、次世代モデルにおいて、現行モデルより劇的な軽量化を実現するのは難しいのではなかろうか。
もっとも、「小さい進化」がワイヤレス機能標準実装による重量追加をも上回ることも考えられる。なればこそ、「大きな進化」だけではなく、「小さな進化」からも目を離さない方がよいだろう。
VIVEの軽量化について報じたRoadtoVRの記事
http://www.roadtovr.com/htc-vive-weight-15-percent-lighter-than-original-headset-vs-oculus-rift-comparison/
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