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DPVR(元Deepoon)が3月28日に北京で新PCVRヘッドセット「E3」をリリースした。
同時に関連プロダクトもリリースイベントでショーケースされている。
イベントではCCEA(China Culture and Entertainment Industry Association)にVRアプリケーションブランチが設立されたことが、中国Ministry of Culture Market DepartmentのMa Feng氏とDPVRのCEO、Chen Zhaoyang氏から発表された。
このVRブランチでは様々な分野でのVRテクノロジー応用の促進を目的としており、効果的な監修、VRフィールドのマネジメント、VRテクノロジーを全体的な発展と普及を目指して活動していく。
E3ヘッドセットの詳細は以下のとおりだ。
DPVRは「Polaris」と呼ばれるデュアルアイレーザーポジショニングシステムが搭載されている。
このシステムはDPVRのR&Dチームが独自に開発したもので、10個以上の特許技術が使われている。
E3はこのPolarisが使える世界初のVRヘッドセットとなり、セルフデベロップドレーザーポジショニングシステムが活用できる。
Viveの有名なシングルアイシステム「Lighthouse」と比べて、Polarisは必要になるレーザーレシーバーが少なく、その結果ヘッドセットの全体的な重量軽減につながった。
たとえば、Lighthouseでは32個のレシーバーが必要となる正確さとスペースカバレージを実現するのに、Polarisならたった6個のレシーバーだけで同じことが可能になる。
Polarisではベースステーションモードをシングル、ダブル、トリプル、またはゼロの四種類の中で切り替えることができ、デスクスケールのせまいスペースから、ルームスケールの部屋いっぱいの広いスペースまで、ユーザーの様々なニーズに合わせて変えることができる。
さらに、Polarisではマルチプレイヤーもサポートしており、複数のユーザーが同時にルームスケールを使用することができる。
リリースイベントではE3のアイトラッキングと表情認識機能などの新機能もデモンストレーションされた。
E3はSamsungのAMOLEDソフトライトアイフレンドリースクリーンを採用しており、画質は2560×1440で、他のブランドと比べて42.2%
ピクセルの数が高くなっており、イメージクオリティが格段にアップしている。
そして、同社初の使用となるフレネルレンズを使い、画面のちらつきを減らし、強すぎるライトの反射などを防ぎ、より広い110°FOV(視野)を確保、クオリティの高いVR体験を実現した。
E3は市販されているほとんどのミドルハイレベルのコンピューターに対応しており、PCに限らず普通のノートブックなどのデバイスでもスムーズに稼働できる。
組み立てプロセスはシンプルで、コードを数本プロダクトにつなぐだけでいい。
コードの長さニーズや環境に合わせて、3-5メートルまで用意されている。
DPVR E3はエンターテインメントやゲームだけにとどまらず、オフィスエンターテインメント、エデュケーション、トレーニング、リアルエステート、観光などの様々な分野での使用が期待できる。
リリースイベントでは、これらの分野での使用例動画が公開された。
E3はSteam VRプラットフォームをサポートしており、800以上の人気VRゲームがプレイできる。
さらに、E3には3Dbobo、DPVR オールインワンプラットフォーム、DPVR アシスタント、三種類のDPVR独自のプラットフォームが用意されており、この三つのプラットフォームを合わせると10000以上の3D/VRフィルムまたは動画が楽しめる。
リリースイベントでは13タイトルのトリプルAレベルゲームが発売を記念して新しくリリースされた。
E3ヘッドセットは公式ホームページにて、E3ベーシックエディション(ポジショニングシステムなし)がRMB 2299(約36800円)、パッケージエディション(Polarisポジショニングシステムつき)がRMB 4999(約80060円)で、現在予約受付が開始されている。
公式ホームページ: https://z.jd.com/project/details/76674.html
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