株式会社ドワンゴが開発した、マイクロソフト社のMRヘッドマウントディスプレイ「Microsoft HoloLens」を利用した、教育・セミナー・ライブイベント などに特化した同期コンテンツ配信システム「DAHLES」今回はその「DAHLES」を活用した事例の第1弾として、4月5日(水)に開催された、N高等学校入学式の様子をレポートさせていただきます。


N高等学校入学式概要



■日時:2017年4月5日(水)14:00開式

■場所:沖縄伊計本校(沖縄県うるま市)ニコファーレ(東京・六本木)

■登壇者:

【ニコファーレ】

理事:佐藤辰男理事長、角川歴彦理事、川上量生理事、志倉千代丸理事


【沖縄伊計本校】

奥平博一校長、来賓:うるま市長 島袋俊夫、伊計島自治会長 玉城正則

※登壇者は変更になる可能性がございます。


■式次第

一、開会宣言

一、新入生入場

一、新入生紹介

一、校長式辞

一、理事長・理事挨拶

一、校舎紹介

一、祝辞

一、新入生宣誓

一、年間行事紹介

一、N高等学校校歌

一、閉会宣言

一、新入生退場


技術協力:GRAMOUR digital future technology.


開会宣言・新入生入場






ニコファーレ(東京六本木)沖縄伊計本校(沖縄県うるま市)そしてSlackで新入生をネットで繋ぐことで合同開催された、N高等学校のネット入学式。


まずはニコファーレ会場では2期生である新入生の皆様が「Microsoft HoloLens」をつけて入場です。



会場側面のディスプレイにはSlackのメッセージも流れており、斬新な入学式の雰囲気です。






司会兼理事の志倉千代丸さんのご紹介の後は、実際に授業での利用をイメージして、会場内に立体の分子構造、地球、心臓、グラフがHoloLensを介して表示され、画期的な授業が行うための最新技術利用をアピール。


N高等学校 奥平博一校長からの式辞


沖縄伊計本校から、奥平博一校長のご挨拶ということで、リアルタイムで沖縄伊計本校と沖縄ニコファーレが融合。


ニコファーレに出席している新入生の眼の前には、HoloLens越しに奥平博一校長が現れ、「N高等学校の高校生活の中で、何かの変化、成長、挑戦を試みて欲しい」とエールを送りました。



 


理事長・理事挨拶







続いて、学校法人角川ドワンゴ学園 佐藤辰男理事長、角川歴彦理事、川上量生理事とご挨拶が続きます。


校舎紹介








続いてVTRによる校舎の紹介です。沖縄伊計本校を始め、通学コースに新設された、東京・代々木キャンパス、そして大阪・心斎橋キャンパスも紹介されました。



沖縄本校の様子はドローンで撮影された映像も登場し、沖縄本校の環境の素晴らしさを感じることができ、会場では実際に代々木キャンパスと心斎橋キャンパスに中継がつながり、そちらに出席している新入生の様子も紹介されました。


来賓祝辞






沖縄県うるま市 市長御名代 榮野川盛治氏、そして 玉城正則伊計島自治会長の祝辞が続きます。


それぞれが、沖縄うるま市、伊計島の魅力を語りながらスクーリングなどでのより良い体験、学園生活の充実を願いエールを送りました。



そしてなんとホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領からも祝辞が。


こちらの映像もニコファーレ会場の新入生の目の前に登場し、心打たれる愛のある祝辞が、新入生の心に届いたことでしょう。


新入生宣誓


続いて新入生代表の橋本さんから、新入生宣誓です。



こちらでもネットを通じて、沖縄本校の奥平校長へ向けて宣誓を行い、「自分にできることはすべてやってみる、高校生活3年間を遊戯に過ごす」と熱い思いを伝えていただきました。


年間行事紹介



年間行事の紹介では、春にはニコニコ超会議での文化祭の参加による社会との交流や、沖縄の自然や文化を学ぶことができるスクーリング、ニコニコ闘会議やニコニコ町会議へのスタッフでの参加などを始めとした、ネット遠足やネット部活などN高等学校ならではの行事が紹介されました。


N高等学校校歌



最後には1期生の皆様による、校歌による温かい歓迎が行われ、この日のN高等学校の入学式は終了しました。


「Microsoft HoloLens」そしてインターネットを使った、距離があってもつながる入学式に、新たな可能性を強く感じました。


今後N高等学校が新しい、教育の常識を作っていく事に期待したいと思います。


Hololens製品紹介


Hololensとは、PC向けOS「Windows」でおなじみMicrosoft社が開発したMR(=複合現実)デバイス。


ヘッドマウントディスプレイのように頭に被るタイプのデバイスだが、視界が閉ざされるヘッドマウントディスプレイとは違い、スキーのゴーグルのように透明レンズごしに現実の風景を見ることができる。


この透明レンズ上にデジタル情報が表示されることにより、現実の風景と架空のデジタル情報が複合されたMR(=複合現実)を実現する。


ジェスチャーと視線、音声を使って操作することができ、ワイヤレスのためケーブルはない。


既に販売されてはいるが、現時点では開発者向けの提供となっており、一般消費者向けには販売されていない。




















項目Development EditionCommercial Suite
価格\333,800(税込)\555,800(税込)
内容個人開発者向けのパッケージ。パッケージには本体のほか、ドキュメント、チュートリアル、およびコミュニティー フォーラムの利用が含まれている。組織での利用を想定したパッケージ。Development Editionの内容に、ビジネス向けWindowsストア、HoloLens向けモバイルデバイス管理 、キオスクモード…などのエンタープライズ機能が追加されている。

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情報提供元: VR Inside
記事名:「 今年はHololens装着!カドカワの通信制高校「N高」の入学式をレポート