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チェコ在住のVRアプリ開発者のTomáš ‘Frooxius’ Mariančíkは、本メディアでも以前に紹介したVR環境そのものを構築するVRアプリ「Neos VR」を開発している。同アプリは、特定のVRオブジェクトをモデリングするのではなく、VRオブジェクトを置くVR空間自体を構築することを目指している。同氏の表現を借りれば、「ゲームエンジン」ならぬ「ワールドエンジン」を志向しているのだ。
同アプリで何ができるかは、言葉による説明よりもデモ動画を見れば一目瞭然だろう。
このほど、同氏は新たなデモ動画を公開した。デモ動画で実行されているVRアプリは「LogiX」と名づけられているのだが、同アプリは上記の「Neos VR」におけるVR世界をコーディングするためのものだ。
一般的に言われる「コーディング」作業とは、プログラミング言語をルールに従って記述する文字を主として操作することなのだが、同アプリはコーディングをビジュアルに実行できるように設計されている。「ビジュアルなコーディング」とは、数値や文字、プログラミングした機能のあいだの関係を図形を線でつなぐようにして規定することを意味している。もっと言えば、電子回路を組み立てるようにコーディングする、とも表現できる。以上のことも、同アプリのデモ動画を見ると理解できる。
デモ動画を見るとわかるように、同アプリはビジュアルなコーディングをVR空間で実行するので、物理的に離れたユーザー同士が共同で作業できるようにもなっている。
VR世界の構築もVR世界で実行する「Neos VR」と「LogiX」は非常に野心的なアプリではあるが、現在公開されているのはまだアルファ版である。
本記事下部に「Neos VR」公式サイトのリンクと「LogiX」のチュートリアル動画集へのリンクを示しておく。
VRコーディングアプリ「LogiX」を紹介したRoadtoVRの記事
http://www.roadtovr.com/watch-logix-impressive-multi-user-visual-programming-interface-vr/
NeosVR公式サイト
http://neosvr.com/register/
LogiXチュートリアル動画集
https://www.youtube.com/playlist?list=PLoAvz0_U4_3zkwJQWd8eD8TWyQ0_0JWnw
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