海外メディアRoadtoVRは、2017年2月18日の記事において、VRハプティックスーツ「Hardlight VR」を紹介した。



同メディアによると、スタートアップのNullSpaceVRが開発したVRハプティックスーツ「Hardlight VR」がまもなくKickstarterを使って資金調達を開始する。


VRテクノロジーにおいて実現すべき機能のなかには、触覚=ハプティック(haptics)の再現がある。触覚の再現に関しては、トラッキング技術より研究開発が遅れているのが実情だ。


同メディアが紹介した「Hardlight VR」は、VRハプティック・テクノロジーを前進させるかも知れない。というのも、ベストのような形状をした同VRスーツには16個のバイブレーターが実装されており、VR空間内で体験したバーチャルなカラダの揺れを、実際にリアルな振動として再現するからだ。



上の動画は、2017年1月28日と29日にアメリカ・サンフランシスコで開催された最新デジタル・デバイスの見本市World’s Fair Nanoにおいて、同スーツを来訪者に体験してもらったときの様子を収録している。動画を見る限りでは、体験者はVR体験にどっぷりと没入しているようだ。


同スーツは昨年から開発を続けており、2016年3月には同スーツを制御するAPIを無料公開していた。そして、ようやく今年に入りプロトタイプが完成し、現在は多数のVRゲーム・デベロッパーとの提携を進めている。同スーツが、VRゲームにより深い没入感をもたらすことは明白であろう。


なお、同スーツの公式サイトにアクセスすると、クラウドファンディングで開発資金を調達する予定であることが告知されており、公式サイトからメールアドレスを登録すると、クラウドファンディング開始時にメールが届くようになっている。


現時点では具体的な出資額およびリリース日は不明だが、興味があれば本記事下部に示す公式サイトからメール登録すればよいだろう。


VRハプティックスーツ「Hardlight VR」を紹介したRoadtoVRの記事

http://www.roadtovr.com/nullspace-vrs-new-hardlight-haptic-suit-heading-kickstarter/


Hardlight VR公式サイト

http://www.hardlightvr.com/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 16個のバイブレーターが実装されたVRハプティックスーツ「Hardlight VR」、まもなくクラウドファンディング開始