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同メディアによれば、2017年2月17日、ソフトウェア・スタートアップMaster of Shapesは、VIVE Trackerを使ってDaydream Viewをルームスケール対応にする技術をレポートしたブログ記事をアップした。
VIVE Trackerの通常の使い方は、何らかのリアル・オブジェクトに装着してトラッキングできるようにして、VIVE使用時に体験できるVR空間内でバーチャル・オブジェクトとしてコントロールする、というものだ。そうした使用例を挙げれば、リアルな野球のバットのグリップ部分に同デバイスを装着して、リアルなバットのスイングをVR空間内でも再現する「DiamondFX」がある。
このほどMaster of ShapesがレポートしたVIVE Trackerの使い方は、なんとDaydream Viewに装着するのだ。そして、Daydream ViewにVIVE Trackerを装着することで、ルームスケール対応なVRヘッドセットにするのだ。
Daydream Viewは、Daydream Readyスマホを挿入すれば、ハイクオリティなモバイルVRコンテンツが楽しめる。ただし、トラッキング機能にはスマホ内蔵の加速度センサーを使っているので、ユーザー頭部の位置と動きしかトラッキングしない。
ところが「Cover me」と名づけられた同社の技術を使うと、VIVE Trackerを同VRヘッドセットに装着することで、ユーザーのカラダの位置と動きをトラッキングできるようになる。言って見れば、VIVE TrackerとVIVEのトラッキングセンサーを使って、Daydream ViewにVIVEと同等なルームスケール体験をもたらすのだ。
もっとも、既存のDaydream View対応コンテンツはルームスケール対応していないので、以上のようなルームスケールなDaydream View体験をするためには、専用の対応VRコンテンツを開発する必要がある。
ちなみに、こうした「Cover me」にはVIVEプレイヤーとDaydream Viewプレイヤーが同じルームスケール対応なゲームでマルチプレイできるようにする可能性がある、と同メディアは指摘している。
いずれにしろ、VIVE Trackerには、まだまだ未知の可能性が数多く隠されているようだ。
Daydream ViewをVIVE Trackerを使ってルームスケール対応にハックした開発者Master of Shapesを紹介したUploadVRの記事
https://uploadvr.com/vive-tracker-google-daydream-room-scale/
上記記事のソース元となっているMaster of Shapesのブログ記事
https://masterofshapes.com/thelab/roomscale-google-daydream/
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