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ARグラスを開発するVuzixは、CES 2017で四つのイノベーションアワードを獲得したBlade 3000を展示した。同社が開発中の3000シリーズ(ARグラスのBlade 3000および上位機種的な位置づけと考えられるAR3000、エンタープライズの流れをくむM3000)には注目が集まっていたが、発売の時期や価格についてはこれまで情報がなかった。
Venture Beatによれば、2017年の後半には出荷予定だという。
M3000を除く3000シリーズは、同社がこれまでに販売してきたARグラスの中でも最も目立たない製品と言える。映像を映し出すためのユニットがフレームに内臓されているので、レンズの上部がスッキリとしたデザインを実現できた。重量の負担を軽減し、見た目の違和感を減らして着用しやすくしている。
価格は1,000ドル以下(2018年には500ドル)、重量は80グラム以下を目指しているという。まずは追加コストを厭わない企業・機関に向けての提供となるようだ。
Venture Beatには2017年後半に発売が予定されているのがどの機種かまでは書かれていない。しかし、記載されているスペックからBlade 3000だと思われる。
エンタープライズ向けのM300やM3000はいずれも64GBの内臓メモリとAndroid 6を搭載している。そのため、32GBメモリでAndroid 5という条件に合わない。
ほとんど仕様が不明なAR3000の可能性は残るが、左右にスクリーンとカメラがあるAR3000を1,000ドルで販売するのはかなり難しそうだ。一方のBlade 3000は右目のみなので、コスト面からも今回の発表に合うと考えられる。
VuzixのCEOはVenture Beatに対して「業界がARグラスをオークリーのサングラスのようにできれば、アメリカ人の半分が買うだろう」と語っている。2017年にARグラスの発売を目指している企業は他にもある。来年の今頃には、ARグラスをかけた人を普通に見かけるようになるのだろうか。
参照元サイト名:Venture Beat
URL:http://venturebeat.com/2017/02/05/vuzix-aims-to-ship-thin-augmented-reality-smartglasses-in-2017/
参照元サイト名:Vuzix
URL:https://www.vuzix.com/
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