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今回の追加配信パックによって、宮本ひかりちゃんと触れ合えるシチュエーションが追加!
といってもVRコンテンツの場合、体験してみないとその真価はわからない…。というわけで、早速体験してみた!
「サマーレッスン」はPlayStation®VR発売と同時に配信された育成ゲームで、宮本ひかりちゃんという女子高生の家庭教師として勉強を教えるという内容。
VRが実現するリアリティによって、宮本ひかりちゃんがさも本当にそこに存在するかのように感じられるのが最大の特徴だ。
家庭教師として宮本ひかりちゃんと過ごす日々は七日間と長くはないものの、様々なシチュエーションが継続的に追加配信されることが公表されている。
すでに12月1日は触感をテーマにした追加シチュエーションと新衣装を含む追加体験パック「セカンドフィール」が配信済み。
さらに12月15日にも新衣装「メイド服」と「メイド服」をテーマにしたシチュエーションが楽しめる「エクストラシーン 喫茶店編」が配信されている。
これまでは屋内から屋外へと飛び出し、突き抜けるような青い空と鮮やかな蒼い海という絶景を堪能できる。
また、新レッスン「体力作り」や、ドリンクを渡してあげたりうちわで扇いであげたりといった新シチュエーションも追加。
さらにエンディング後の後日談イベントも追加されている。
もちろん、新衣装も!
すると、レッスンに「体力作り」が追加されている。早速選ぶと、高台の神社へ。
目の前にはスポーティーな姿のひかりちゃん…だが、それよりも空と海との美しさに目を奪われてしまった。
旅行先で観光スポットを訪れた際、まず景色に目を奪われて言葉が出なくなってしまうことがあるが、あの感覚。
まさかゲームの中でこんな感覚を覚えることになるとは…!
もともと「サマーレッスン」はひかりちゃんとの物理的な距離感が近く作られているが、ベンチに座った際の距離感も近い!
まるで恋人同士がデートしている時のようでドギマギしてしまった…。
ひかりちゃんの足首を持って、ベンチで腹筋をするというもので、体勢的についつい胸や太ももに目がいってしまう…。
もちろんこれはレッスン!あくまで体力作りのための腹筋なのでそれ以上のナニカに発展するイベントではないのだが、健康的な意味でのお色気はたっぷり楽しめる!
コントローラーをうちわに見立てて扇ぐというイベントだが、強く仰ぎ過ぎても弱く仰ぎ過ぎてもNG、ひかりちゃんがちょうど良いと感じる力加減で仰ぎ続けなければならない。
これがなかなか難しいのだが、この難しさを乗り越えるだけの価値ある!
というのも、ちょうど良い加減で扇いだ時のひかりちゃんの表情が恍惚としており、非常にお色気を感じさせるものなのだ!
プレイしているうちにだんだん「家庭教師としてのレッスン」という本文を忘れてしまうそうになるが、それくらい魅力的な表情を拝むことができる。
VRによって宮本ひかりというキャラクターが実在している感覚がスクリーンショットからはなかなか伝わりづらいのと同様、この「屋外の景色の美しさ」は、VRで体験してみないとわからない美しさ。
そもそも「景色程度でそんなに感動するのか?」と思う人も中にはいるだろう。
そんな人はぜひ、全く別作品だが2016年公開の映画「君の名は」を思い出していただきたい(映画を観ていない方は映画公式サイトで画像を確認していただきたい)。
「君の名は」をはじめとする新海 誠監督作品の背景は、彩度を高め光や遠近感をディフォルメしており、現実の風景とは異なるアニメならではの美しさが再現されていた。
本作の景色も「君の名は」の景色に近く、現実の景色が持つ光や色合いを大きくディフォルメすることで、VRならではの美しさを作り上げている。
この景色を見るだけでも十分本作は、体感する価値があると言えるだろう。
とはいえ、ゲームの追加コンテンツとしてはボリューム面で物足りなさも感じる。
レッスンやシチュエーションが追加されて体験の幅は増えたものの、1プレイの長さが増えているわけではないからだ。
ただ、エンディングに後日談が追加されているため、周回プレイを前提にすると、筆者は金額相応の価値があるのではないかと思う。
「デイアウト」の景色の美しさを踏まえると、花火大会も相当美しいものとして描かれるのは間違いない。
現実の花火大会に行ったことがある人でも思わず魅入られてしまう、VRならではの美しい花火大会が味わえるはずだ。
そんな美しい景色を、浴衣姿のひかりちゃんとともに味わえるかと思うと、今から期待が膨らむ!
筆者がプレイした結果としては、「サマーレッスン:宮本ひかりデイアウト」は今後の「サマーレッスン」の更新に興味を強く喚起させる魅力的な追加コンテンツだった。
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