2016年10月15日、TECH::CAMPを運営する株式会社divが「VRコース」を新たに開講したのはご存知だろうか?



TECH::CAMPは未経験から最短1ヶ月でサービスを作ることが出来るエンジニアを育成する、短期集中型プログラミングスクール。


VRコース開講して4か月、実際のところ受講生はプログラミングをマスターできているのか、卒業後の進路も気になるところなので現在の状況を取材しにいきました。


今回は社員の平田裕哉氏とメンター、卒業生の3人にお話しをお伺いしました。


平田裕哉氏


全くの未経験者でも学べるようにパソコンの使い方からカリキュラム化


──まず、カリキュラムについて教えてください。

平田氏:カリキュラムは基礎編と応用編の2つに分かれており、両方やって約80時間~100時間で終わるボリュームになっています。


基礎編ではMacの使い方から始めるようなカリキュラムになっており、そこから環境構築、Unityの動かし方などの基礎学習を重ねていきます。

基本編のカリキュラムを終えるとVRの基礎開発が身につく設計になっています。


さらに、プロジェクトを進める上での「開発のひと通り流れ」を把握する事ができます。



──応用編はどのようなことをしますか?

平田氏:応用カリキュラムでは、VR開発について重要な事をカリキュラムとして扱っています。


応用カリキュラムも終えられた方は、ひと通りの流れや概念を理解しているので自分で調べ、コードを応用してプロトタイプレベルのモノを作っていく形式となります。


カリキュラムでは誰でも学習ができるように、スマートフォンを利用してVR開発を学ぶようになっています。


OculusViveのカリキュラムも用意しており、今後新しい技術が出る毎にアップデートをする予定です。


──カリキュラムの拡充は受講者の要望ですか?

平田氏:そうですね。弊社ではVRの体験会を行い、その後受講生になっていただくパターンがほとんどなのですが、体験会に参加される方がエンジニアの方が多いんです。


現VRコースの8割くらいはエンジニアの方なので、さらなる上級者コースのカリキュラムを用意する予定です。


──メンターは何人いますか?

TECH::CAMP全体では150人で、VRコースに限ると15人です。


教室にいらっしゃる受講生の数に応じて、対応するメンターの人数は適宜調整しています。


また基礎編も応用編も、受講生に不明点が出たらメンターが適宜サポートしていきます。


──受講料金はおいくらですか?

平田氏:1か月で社会人なら12万8000円、学校法人(25歳以下の在学生、専門学校含む)の学生は半額の6万4000円となります。


分割払いも対応しており、最大で社会人は月々約5,000円、学生は月々約2,500円からのご受講が可能です。


またPCもMacを1か月6000円で貸出しています。持ち帰りも自由です。


実機検証は専用の無料アプリを使っているので、スマートフォンさえあれば誰でも作れます。


TECH::CAMP内の様子


──なるほど、ありがとうございます。


続いて、実際に受講生にお話をお聞きしていきます。


受講生:松丸氏(27歳)フロントエンジニア


松丸氏


──まず、TECH::CAMPを受講した動機を教えてください。

松丸氏:興味を持ったのは今年(2016年)で秋葉原であったVRフェスタに行ったとき、会場に注目度や熱気に「VRくるな」と思いコンテンツを作りたくなりました。


ただ、いざ作ろうにもネットでは断片的な情報しかなく、未経験でもイチから学べて作れるところはないか探したところ、TECH::CAMPが見つかった次第です。


──実際に受講してみてどうでしたか?

松丸氏:1か月学んでみて、アニメーションとサウンド、プログラミングを連動させる部分が難しかったです。


銃を撃つ描写が音や当たり判定と上手にシンクロできませんでしたが、メンターの方がエラーログを見ながらの解析、問題の原因となる部分を発見し、解決プロセスまでを丁寧に教えてくれました。


開発でつまずいた時の問題対処について学ぶことができたので、勉強するのが楽しかったです。


毎日8時間は教室に通い、期間内に200時間以上はTECH::CAMPで過ごしました。



仕事だとやらなければいけないことですが、TECH::CAMPでは知的好奇心で学べ、周りのスタッフもサポートしてくれました。


VR-ZombieShootingというAndroid対応のスマホVRゲームを作りましたが、メンターの方と一緒に作ったと言っても過言ではありません。


VR-ZombieShooting ゲーム画面


メンターとはFacebookで友達になり、いまも交流が続いています。


──受講後は就職先は決まりましたか?

松丸氏:Javaのエンジニアとして再出発します。VRサービスをイチから作ろうと思いましたが、そのためにはサーバー・データーベースなどの知識も学ぶ必要があるため、この会社を選びました。


TECH::CAMPで学んだ問題を解析・発見・解消するプロセスをもとに、さらなるレベルアップでフルスタックエンジニアになれるように頑張ります。


──これから受講しようと思っている方に一言お願いします。

松丸氏:まずは体験会に参加するといいと思います。VRコンテンツを作るってそこまで敷居は高くないというのが肌で感じられると思います。


Unityのアセットを利用すれば簡単にできるので、自分が作ったモノを見るのとその後のモチベーションが全然違いますよ。


卒業生&メンター:康 裕三(かんゆさん)氏


康 裕三氏


──康さんも最初は受講生だったとお聞きしましたが?

康氏:そうです。2016年11月に1か月通いました。VRコースの第1期ですね。


──その後、メンターになられるわけですが、きっかけを教えてください。

康氏:メンターになったのは、大学在学中(国際経営学部)です。


僕は企業志向が強く、そのためにココはスタートアップの方とも知り合えるし、同じ趣味・思考をもった子がたくさんいる。


コミュニティ形成の場にもなるし、面白いことならTECH::CAMPからの出資もあるかもしれない。


最長でも1年間、メンターをやることでたくさんの同士を作り、学んで出ていくつもりです。


──その後はVR事業を立ち上げるかたちでしょうか?

康氏:VRはこれから確実に需要がくるだろうと思いますし、最先端テクノロジーと話題性で僕自身VRに先行投資しているイメージです。


VRにこだわってるわけではないが、知見があることで一緒にサービスを作るエンジニアを口説くときに話がしやすい側面もあります。


ジャンルはVRゲームでなく、教育の面やウェブサービスなどにも活用できればと思っています。



──メンターとしてどういったことをしているのか

康氏:主に現場を見ることですね。あとは体験イベントの企画などです。


──受講者が陥りやすいことなどありますか?

康氏:Unity自体の不具合があると解決できないことが多いですね。

メンター間では知識のシェアもしていて、その手の不具合へのアプローチはかなり迅速にできます。


エンジニアの方からすると、ややカリキュラムがイチからすぎるなという面もあるので、そこは今後僕含め、カリキュラムを新設していきます。


初心者の方には非常に手厚い内容だとも思います。


──受講を考えている人にメッセージをお願いします。

康氏:まずはVRで一番スゴいコンテンツを体験するといいと思います。一度体験してみて、それを作れる可能性があると分かれば楽しいと思います。


VRコンテンツは確実で1か月で作れます。



康さんの作品



康さんもメンターの前はTECH::CAMP受講生。その時に作った作品は意図的に後ろを振り向かせる仕掛けの入ったシューティング。


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VRコースの体験会は毎週2回(水曜20時、土曜18時から)実施されています。


VRの開発体験をしたい方は是非チャレンジしてみてください。


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 【中の人に訊いてみた】初心者でも確実に1か月でVRコンテンツ開発ができるようになる教育プログラム「TECH:CAMP」で得られること