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Google社が5月18日から20日にかけて開催した開発者会議・Google I/Oにて、自社のプロジェクト「Project Tango」の最新デモ動画を公開した。
Project Tangoは、Google社が3年間かけて取り組んでいるモバイルデバイス向けARテクノロジーに関するプロジェクト。
この3年間、ユーザーはそのシステムを使えるようになる日を待ち望み続けており、この度Lenovo社により発売される消費者向けTango対応スマートフォンによりこのユーザーの夢が叶う形となったようだ。
動画では物体の長さを認識することによって窓、テーブル等の寸法を測れるアプリが紹介されており、こちらのアプリでは対応する画像に加え、適切なサイズのテーブルクロスやカーテンを購入する際に役立つ概略図も保存することができるそう。
これに限らず、
など数々の夢のようなアプリのデモ動画が紹介されていた。
このARを他のシステムと互換性を持たせることは可能ではあるものの、こちらはあくまでもモバイルARなので互換性を持たせることによりより多くのユーザーによるアクセスを可能にし、VRでいうGoogle Cardboard向けDaydreamのようなシステムとなっているのでご留意いただきたい。
現時点でDaydreamがAndroidのみに対応しているのと同じように、現時点でTangoもAndroidのみにしか対応していない。
iOSユーザーの皆さまは同様のシステムが制作されるまでしばしお待ちを。
ただしApple社がAR技術関連会社Flyby Mediaを買収したのはそう前の話ではないのをお忘れなく。
以前Microsoft社でKinectの事業に取り組み、現在Google社でProject Tangoに取り掛かっているJohnny Lee氏による最新プロジェクトのデモ動画はこちら。
これらの技術が必ずしも消費者向けにリリースされるという保証はないが、技術者たちは毎日研究と努力を積み重ねているのでこれからの発展に乞うご期待。
参照元: http://venturebeat.com/2016/05/19/google-project-tango-research/
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