キヤノンがMRシステム「MREAL」の新しい基盤ソフトウエア「MREAL Platform 2024」を発売しました。

XR業界の標準規格「OpenXR」に準拠することで、位置合わせの精度が向上し、さまざまなアプリケーションとの接続性が高まりました。

「MREAL Platform 2024」は、2024年4月下旬に発売されることになっています。

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「OpenXR」規格に準拠、アプリとの接続性UP

MREALは製造業を中心とした設計や製造の現場などにおいて、

・デザインの検証

・設備の配置シミュレーション

などで活用されており、ユーザーから高い評価を得てきました。

「OpenXR」はXRデバイスとアプリケーションの接続を標準化する業界規格です。

「MREAL Platform 2024」がこの規格に準拠したことで、3DCADをはじめとする規格に準拠した3Dアプリケーションとダイレクトに接続できるようになりました。

さらに、アプリ開発も容易になるため、「MREAL」の活用領域がこれまで以上に拡大していくことが期待されます。

空間特徴位置合わせ機能強化、精度向上で安定したMR体験へ

「MREAL」の目玉となる新搭載技術の一つが、周囲の特徴点を認識し、それを基にデバイスの位置を推定する空間特徴位置合わせ機能です。

最新バージョン「MREAL Platform 2024」では、この機能がさらに強化され、従来に比べて精度の高い位置合わせが実現されました。

この改善により、従来は特徴点の認識が困難だった環境下でも、安定したMR体験を提供できるようになります。

例えば、設備導入前の空白の工場空間や、特徴点が少ない屋外環境でも、ユーザーは高精度なMRコンテンツを体験することが可能となり、その活用範囲が大きく広がりました。

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キヤノンのMREALとは?

MREALとは、キヤノンが法人向けに提供しているMRシステムです。

現実映像とCGをシームレスに融合させ、

1.臨場感あふれる実寸大の世界

2.CGと現実物のインタラクション

3.見る位置を選ばない自由な視点

4.複数人体験・遠隔連携

などを特徴としており、時間や空間、想像力による制約を解消し業務革新をもたらすことを目指してます。

現実空間に、

開発中の新型車

建設予定の建物

などを、実際に目の前にあるかのように出現させるなど、特に製造業や建設業の分野で活用されています。

まとめ

「MREAL Platform 2024」の発売により、キヤノンのMR技術「MREAL」がさらなる進化を遂げました。

ビデオシースルー方式とクオリティの高い3DCGによる、まるで現実の世界に実在するかのような複合現実体験はさまざまな場面で活用されています。

XR業界標準規格「OpenXR」への準拠によるアプリケーションとの接続性向上、そして空間特徴位置合わせ機能の強化による精度向上は、MR体験の品質を大きく向上させるものです。

技術の進歩により、今後もMREALは、より幅広い場面で活躍することが期待されます。

ソース:ニュースリリース[キヤノン公式サイト]




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 MRシステム「MREAL」の新バージョン、OpenXR™規格に準拠し精度向上