2024年1月31日、パナソニックは、VRやメタバース、IoT製品の企画・開発・販売・サポート事業を展開する株式会社Shiftall(シフトール)の全株式を2月1日付で株式会社クリーク・アンド・リバー(C&R)社に譲渡することを発表しました。

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今後はVRコンテンツやメタバース開発を手がけるC&R社のもとに

C&R社は、映像、ゲーム、Web、広告・出版をはじめとする幅広い分野で事業を手がけている企業です。

2016年からはXR分野に参入し、コンテンツ開発やデバイスの販売を進めてきました。

さらに、2023年には開発者向けのメタバース空間「C&R Creative Studios Metaverse」を展開するなどXR分野へさらに注力しています。

パナソニックは、以下のようにコメントしています。

Shiftallが今後、C&R社の持つVRやメタバースに関するビジネス向けのコンテンツ開発やシステム開発、ハードウェア販売事業とのシナジーの発揮をはかるとともに、C&R社が保有する豊富なプロフェッショナルネットワークとの融合により、新たな価値創造を行い、さらなる発展を遂げ、社会に貢献していくことを期待しています。

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メガネ型VRゴーグルの開発で注目されてきたShiftall

Shiftallは、パナソニックの元エンジニアだった岩佐琢磨氏が設立したCerevo社の子会社として設立した会社です。

2018年4月にそのままパナソニックHDの子会社となり、主にニッチな消費者向けデバイスに注力していました。

メガネ型VRゴーグル「MeganeX」やVR用モーショントラッカー「HaritoraX」などの開発で知られています。

また、2024年初めにはMeganeXの最新モデル「MeganeX Superlight」を発表しており、HaritoraXなどの最新モデルも開発中であることも明らかにしていました。

なお、Shiftallは、今回の資本関係の変更によって、MeganeXやHaritoraXなど販売済み・販売中・予約受付中の製品について販売体制やサポート体制に何ら変更はない、としています。

まとめ

パナソニックが参加のXR企業Shiftallをクリーク・アンド・リバー社に譲渡しました。

ハードウェア志向のパナソニックに代わって、ソフトウェア重視のC&R社がShiftallを支えることで、Shiftallの製品やサービスがより磨き上げられ、発展することが期待されます。

できることがいまいち分かりづらかったMeganeXですが、フトウェアとの親和性を高めた方向性にシフトしていくかもしれません。

今後C&R社のネットワークを生かした新製品の登場や、メタバース分野への進出などが予想され、VR業界全体も更に活性化していくのではないでしょうか。

ソース:プレスリリース[PR Times]




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情報提供元: VR Inside
記事名:「 パナソニックがVRスタートアップShiftallの全株式をクリーク・アンド・リバー社に譲渡