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Rebase社は、レンタルスペースの集客や、予約プラットフォーム「instabase(インスタベース)」の運営を通して得た『空間とユーザーニーズのデータ』に基づき『利用者の目的に合わせた空間をマッチングさせる』ためのノウハウを有している企業です。
一方、クロスコ社には、『バーチャルオフィスサービス』や『イベント開催サービス』を同社が提供するメタバースシステム「METAGO」を用いて提供してきたことで得たノウハウを有しています。
この両社が”レンタルスペースマッチング”と”メタバース”というそれぞれのサービスを連携させることで、多様な付加価値を創出する事業を開発するため協業していくことが発表されています。
『レンタルスペース』と『メタバース空間』が接続することで、物理的な空間や抽象的な概念の中で、何かが存在する際にその存在を区別するための境界や隙間を意味する『空間のはざま』の問題を解決し、『誰もが様々な用途でメタバースを活用することができる』という『新たな体験価値』が提供されることが期待されています。
協業の手始めとして、Rebase社が展開するレンタルスペースの予約プラットフォーム「instabase」上で、クロスコ社が提供する「METAGO」のメタバース空間を予約したり利用したりすることが今月22日より可能となっています。
今回用意されたレンタルスペースはセミナーホール、コミュニケーションラウンジ、会議室の3つで、リアルでは創出し得ない”メタバースならでは”の空間に仕上がっています。
「instabase」のユーザーであれば誰でもからオンライン上で予約や利用ができ、予約形態も時間単位と使いやすい工夫が施されていますが、リリース時は1日単位での予約・利用となることに注意が必要です。
リアルのレンタルスペースは”会議”や”研修”、”レッスン”、”イベント”、”パーティー”などユーザー次第で様々な用途に利用されていますが、それと同じように、メタバース空間のレンタルスペースにおいてもユーザー次第で様々なイベントを開催する事が可能となっています。
通常のオンライン会議同様、ユーザーは自身のPCやモバイル端末からURLにアクセスするだけでブラウザ上にてメタバーススペースへの入室が可能で、VR用のゴーグルやヘッドセットは不要と、簡単に利用することができる仕様となっています。
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リアル空間の時間や距離、移動の必要性などから「集まりたいときに集まれない」という課題を、リアル空間とメタバース空間を同時に利用することで解決することを目指し、2024年初春頃を目途に、「instabase」で提供しているスペースをデジタルツインとしてメタバース上にも構築し、同時に利用できるようにする実証実験を開始することが予定されています。
また、来年度はスポンサードでブランド広告型の空間提供やECと連動したプロダクトプレイスメントのある空間などを提供していくことも予定されています。
Rebase社では、これにより参入企業とともに、利用者にとって付加価値のある空間を提供するビジネスモデルに取り組みたいとしています。
レンタルスペース予約プラットフォーム「instabase」を展開するRebase社と、メタバース空間の構築と空間運用ポータルシステム「METAGO」を提供するクロスコ社が協業し、メタバース空間レンタル事業が今月22日より提供開始されています。
「instabase」にて「METAGO」のメタバース空間を予約および利用することがができるという試みは、2024年1月時点でのRebase社の調べによると業界初の試みとなっています。
デジタルとリアルの境界線が融合し、今までにないサービスが生み出される予感を感じるニュースですね。
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