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福岡県が新しい取り組みとして、生きづらさを抱えた若者を支援する居場所をメタバース空間にオープンしています。
オンライン上のコミュニケーションでは、実際の自分の姿より「アバター」を用いた姿の方が自己開示の精神的ハードルが下がる傾向があるとのことで、実際に「cluster」ではすでに悩みを抱える若者たちのよりどころとなるワールドが多く存在します。
そこから、今回の「生きづらさを抱える若年層への居場所づくり」の本格的な運用が開始されています。
コンセプトは落ち着いた雰囲気で、人と思いを共有出来る場所で、自殺を考えるほど孤独感を感じたり、居場所がないと感じたりする若者が、ワールドに参加して自分の思いを吐き出し、同じ思いをしている人の存在を知ることで、孤独の解消を図るとともに、生きる意欲を取り戻すことが目的となっています。
ワールド名は「おいでよ きもちかたりあう広場」で、今月22日(火)よりオープンしています。
開催日時は8、10、12、2月の毎週火曜日と、9、11、1、3月の毎週金曜日の19時~21時となっています。
この空間では、福岡県が運営する自殺予防相談窓口「きもち よりそうライン@ふくおかけん」に登録しているメンバーを招待し、クイズ大会やコンテスト等の限定レクリエーション・トークセッションが実施されます。
<限定レクリエーション>
・開設時間:毎週1回(休祝日含む、年末年始をのぞく)19時~21時
・対象者:SNS相談窓口「きもち よりそうライン@ふくおかけん」の相談者のうち、中学1年(13 歳)から大学生(22 歳)までの参加を希望する方
【スタッフ体制】
スタッフ:参加者に年齢が近い大学生を親しみやすい外見の専用アバターで配置。グループ活動の進行など、参加者同士の交流を促します。
精神保健福祉士:メタバース内をアバターで巡回し、スタッフでは対応困難な事例が発生した場合の介入や、個別の悩みに応じたメンタルセルフケアの紹介等を実施します。
クラスター株式会社とエースチャイルド株式会社が共同で、生きづらさを抱えた若者の支援の場をメタバース内にオープンしています。
自分の気持ちを吐き出しやすいアバターの姿で悩みを話したり、共感を得たりして孤独の解消や生きる意欲を取り戻すことが目的となっています。
様々な悩みを抱えている若者にとって、少しでも救いになるような居場所として活用されていけばいいですね。
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