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株式会社ブイキューブは、国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社に、高品質な動画・音声の配信を低コストで実装できるビデオ通話・ライブ配信SDK「Agora」を提供したことを発表しました。
clusterはバーチャル空間に集い、音声チャットを行いながらゲームで遊んだり音楽ライブを見たりして遊べるメタバースプラットフォームで、バーチャル空間を楽しむさまざまな機能が提供されていますが、今回新たにビデオ通話・ライブ配信SDK「Agora」を導入され、2023年4月に画面共有機能が加わっています。
今回のリリースで、アバターの姿で集まったユーザーが、まるで自宅にテレビを置いて一緒に映像を見ながら会話しているかのような体験ができるようになり、複数人でリアルタイムで何かを見ながら音声チャットとともに作業することで、よりリッチなユーザー体験が可能になっています。
今回導入されたAgoraは、映像・音声・メッセージによるリアルタイムコミュニケーションを可能にする、配信・通話アプリの開発者用プラットフォーム(PaaS)です。
配信用のサーバーを用意することなく、クライアント側の実装だけで通話やライブ配信アプリを低コストで開発・運用することが可能です。
画面共有機能の開発の時点で、そもそも低遅延かつ大規模な動画送信は実装が難しいと想定されていたということで、また既存SDKと連動可能なシステムの内製が困難である一方、他システムでは開発に時間・コストがかかることも問題視されていました。
そこで、
・10万人規模でも低遅延で動画送信できる
・Unity上での動作が可能で開発コストの削減になる
・基本機能の実装が短時間・低コストで完了する
という点が評価され、今回の導入に至ったということです。
今回の導入の結果、cluster運営元のクラスター社からは、
「共有する画面が遅延してしまうと画面を見ながら話すことが難しくなるため、大規模スケールでも低遅延で動画を送信できることが重要でした。」
「Agoraのサンプルプロジェクトを使って動画を送信する仕組みをテストしたとき、手元の時計で遅延が1秒を切っており驚きました。」
「リリース後、多くのユーザーに楽しんで使ってもらえており、Agoraによるトラブルも発生していません。低遅延ならバーチャルイベントの演出の幅を広げられます。今後、コールアンドレスポンスや現実空間での生演奏でバーチャルキャラクターが歌うなどの演出も可能になるかもしれないと考えると期待が膨らみます。」
といったコメントが寄せられているということで、ブイキューブ社では今後も、ユーザーのコミュニケーションDX実現に向けて、様々な映像コミュニケーションサービスを提供していきたいとしています。
clusterに今回、新たにビデオ通話・ライブ配信SDK「Agora」が導入され、4月より画面共有機能が加わっています。
10万人規模にも対応可能かつ低遅延で動画を送信できるSDK「Agora」を活用することで、今後さらにユーザーの楽しみ方の幅を広げることができそうですね。
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