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「サライ美術館」は、XR技術を得意とするLATEGRA社と豊富なコンテンツを持つ小学館がタッグを組むことで生み出された”新しいメタバース”である「S-PACE」内に開館した入館料無料のオンライン美術館です。
「S-PACE」の特徴である
・ヘッドマウントディスプレイ不要
・特別なアプリのダウンロード不要
・スマートフォンやパソコン、タブレットですぐに楽しめる
という仕様を最大限に活用し、展示されている美術品鑑賞が楽しめるだけでなく、展示作品を購入することもできるという特徴を有しています。
今回のオンライン美術館が設置されている「S-PACE」は、小学館が運営するスマホやパソコンで気軽に利用できるメタバース空間で、幅広いユーザーへ体験を提供するために3Dモデルの最適化・データ軽量化を追求しているほか、ポータル空間として、他の空間や既存のメディア・ECサイトへの行き来がAPIで容易に可能になっていることが特徴で、老若男女・国内外問わずに親しみやすいデザインになっています。
コミック調のアバターデザインが採用されており、コンテンツの世界観やカルチャーを表現した空間で、ファンがより一層散策を楽しめる場所になっているほか、定期的に変わるコラボイベントやミニアクションが行われる「イベントブース」などの機能や、企業やブランドを巻き込んだ施策を行うなど、流動的に変化し続けてユーザーを飽きさせない仕組みになっています。
また増改築やスペースのレイアウトが変更しやすいワールド設計になっていて、今後続々建物やコンテンツが公開予定になっているほか、各誌が持つ豊富なメディア記事を空間サイネージに表示、広告の運用も行われていきます。
今月9日に開館した「サライ美術館」では、開館を記念し日本画家 堀文子さんの作品が展示されています。
堀文子さんは、2004年から2019年に亡くなるまで、『毎号新しく描かれた日本画』と『多岐にわたる分野について書かれたエッセイ』で構成された「命といふもの」という連載を手掛け、好評を博していました。
その連載の中から、今回、特に人気の高かった作品が8品厳選され、展覧会として展示されています。
また、各作品の詳しい解説を堀さんに私淑し、「最後の弟子」と称した俳優の檀ふみさんが担当する音声ガイドで楽しむことや、展示作品の複製版画や連載のために描かれた日本画などをインターネット上で購入することもできる仕様となっており、美術品の鑑賞だけでない楽しみ方ができるオンライン美術館に仕上がっています。
1918年、東京・麹町区(現・千代田区平河町)生まれ。
女子美術専門学校(現・女子美術大学)卒業。
海外を放浪し、帰国後に神奈川県大磯に居を構える。
2004年より亡くなる2019年まで、『サライ』にて「命といふもの」を連載。
享年100。
東京生まれ。慶應義塾大学卒業。
高校生の時に映画デビュー。
数多くの映画やテレビドラマなどで俳優として活躍する一方で、エッセイストとしても活躍。
堀文子さんに私淑し、「最後の弟子」と称した。
晩年の堀さんをよく知るひとり。
小学館のメタバース「S-PACE」に、今回「サライ美術館」が開館しており、現在、会館記念展覧会として日本画家である堀文子さんの作品が展示されています。
「サライ美術館」は作品を鑑賞するだけでなく、オンラインで作品を購入することもでき、堀さんをよく知る1人である俳優の檀ふみさんの音声ガイドで作品の詳細を知ることもできるなど、様々な楽しみ方ができる仕様となっています。
時間やほかの人の視線を気にすることなく好きなだけ作品を眺めていることができるオンライン美術館は、新しい美術品鑑賞法の一つになりそうだと感じるニュースですね。
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