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これは韓国のゲームメディア『This is Game』による、Valve社のプロダクトデザイナーGreg Coomer氏へのインタビューの中で言及されたものです。
インタビューでは、VRに関して発表できることはあるかという質問に対し、「あまりない」としながらも、VRゴーグルの開発は続いていることを明らかにしました。
Valve社はVRデバイスについて豊富な専門知識を有しており、これらのデバイスとVRゲームの可能性を信じているとしています。
ただし、プロジェクトの具体的な内容については、現時点では明らかにできないとのことです。
しかし、具体的な製品を明かしたり、発売時期を公表することはできません。
社内で開発中のゲームプロジェクトについても同様です。
確かに多くのプロジェクトが進行中ですが、今日、何かを発表することはできません。
これまでを振り返ってみても、他社と同様にValve社は開発中のプロジェクトについてオープンに話すことはありません。
そんな中で、『Half-Life』(1998年)のリリース時から同社に在籍し主要なゲームに携わってきたCoomer氏から、VRがまだ開発中であることが直接明らかにされたのは大きな意味があることです。
実はこのインタビューは2022年12月に行われたものでしたが、韓国語での刊行であったためRedditへ英訳文の投稿が行われるまで世界的には全く知られていませんでした。
Valve社が最後にVRハードウェアをリリースしたのは、2019年のPC用VRゴーグル「Valve Index」です。
その1年後、同スタジオはこれまでで唯一のフルレングスVRゲーム『Half-Life: Alyx』を発売し、それ以降VRに関しては明確な動きはありませんでした。
とはいえ、同社のVR展開は完全なる無だったわけではありません。
2022年3月、Valve社のチーフGabe Newell氏は、同社の携帯ゲームPCプラットフォームSteam DeckをスタンドアロンVRハードウェアへの「足がかり」と呼びました。
また、テック系YouTuberBrad Lynch氏は、2021年1月のSteamアップデートでVRスタンドアローンに言及した文字列をデータマイニングで初めて見つけたと主張しています。
Lynch氏はその後も調査を続け、特許情報などをもとに
・PC VRワイヤレスストリーミング機能
・視線追跡
・パススルーAR機能
が搭載されるかもしれないという推測を発表し続けています。
Valve社が新しいVRゴーグルを開発中であることが明らかになりました。
過去に「deckard」というコードネームのVRゴーグル開発が進んでいるというリーク情報がありましたが、公式には何の音沙汰もないというのが現状です。
そんな中明かされた今回のインタビュー内容から、スタンドアロンVRゴーグルの開発も信ぴょう性が生まれてきました。
高性能VRゴーグルとして評価の高い「Valve Index」の後継機となるので、新VRゴーグルがどんな性能となり、どのような体験ができるのか楽しみですね。
参考:Valve Interview Confirms Its VR Ambitions Are Alive and Kicking[Road to VR]
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