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今回発表された「ELF-SR2」は、前モデル「ELF-SR1」の15.6インチから27インチへとサイズアップした4Kディスプレイで、
・高速ビジョンセンサー
・高画質化技術
・設置の自由度
など、従来の空間再現ディスプレイと比較して様々な特長を備えています。
しかし、最大の特徴となるのがARクラスやVRゴーグルなどの追加のデバイスを必要とせず没入感のある3Dコンテンツを視聴できることです。
新世代の高速ビジョンセンサーによって高速処理を実現し低遅延でブレや混線を低減しつつ、10bit処理によりAdobe RGBを約100%カバーする広色域を実現し、正確な色再現ができます。
さらに、ディスプレイ上部にあるカメラセンサーで視聴者の目線を感知することで自然で快適な立体映像を提供することが可能です。
ソニーによると、同社の空間再現ディスプレイは
・医療
・建築家
・エンジニア
・工業デザイナー
・ソフトウェアやゲームの開発者
などの分野でパートナーシップを締結しており、「ELF-SR2」も幅広い分野での活用を想定しているとのことです。
そのため、「ELF-SR2」は最新のセンサーと高速ハードウェア処理により、より多くのPCに対応し、さまざまなユースケースやニーズで利用することができます。
SDK(ソフトウェア開発キット)については、UnityおよびUnreal Engineに対応し、Open GLおよびDirectX11/12(Open XRは今年後半予定)を用いた開発も可能です。
また、VESA(Video Electronics Standards Association)のマウント規格にも対応しており、さらなる柔軟性と互換性を実現しました。
ソニー・エレクトロニクスのプロフェッショナルディスプレイソリューション担当副社長Rich Ventura氏は以下のように語っています。
私たちがより多くのB2B企業や環境に進出する中で、大画面化だけでなく、コンテンツ制作を強化するための強力で一般的に要求される機能を追加したことをうれしく思っています。
米国ソニー・エレクトロニクスが最新の空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」を発表しました。
1月のCES 2023で発表された試作機が製品化されたもので、米国では今後発売に向けて、
・ネバダ州ラスベガスで開催されるNABショー
・カリフォルニア州サンタクララで開催されるAugmented World Expo (AWE)
にも登場する予定です。
日本国内での発売がいつになるのか不明ですが、前モデルよりもあらゆる面でパワーアップした「ELF-SR2」が日本のユーザーの前にお目見えする日が楽しみですね。
ソース:米国ソニー・エレクトロニクスのプレスリリース[英語版公式]
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