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今回バーチャルキャストに登場した「Materials Innovation Metaverse Bldg II」は、筑波大学大学院とバーチャルキャストが共同開発した実験体験型メタバース空間で、同大学院の「国際マテリアルズイノベーション学位プログラム」の一環として誰でもアクセス可能な一般公開されています。
このプログラムは、世界の一流大学の学生とつくば地域の一流研究者を出会わせつつ、エリート教育と質の高い研究をすることを目的とした学位プログラムで、海外交流が大きく制限されるコロナ禍でも取り組みを継続するために、2021年12月にはメタバース空間第1弾の「Materials Innovation Metaverse Bldg」が公開されています。
この空間は、NTTが提供するXRプラットフォーム「DOOR」で開発されたもので、遠隔地の学生はメタバース空間のキャンパスに集い、
・レクチャーの受講や研究発表
・ディスカッション
などに活用しています。
また「Materials Innovation Metaverse Bldg」の取り組みは、筑波大学が文部科学省による「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」の支援を受けて、開発されています。
今回その第2棟として公開された「Materials Innovation Metaverse Bldg II」は、バーチャルキャストのプラットフォーム上で体験できる空間で、特殊な装置を用いた実験を臨場感溢れる360度動画で体験することができます。
体験できる実験内容は、
・クロスカップリング反応を用いた発光性分子の合成
・NMR測定実験
・DNAの採取
など多岐にわたっており、質問形式で装置の使い方や実験の進め方を直感的に学ぶことが可能になっています。
<「Materials Innovation Metaverse Bldg II」への入り方>
・バーチャルキャストのアカウントにログインした状態でルームをお気に入り登録
・バーチャルキャスト起動後、お気に入り一覧からルームを選択
・「Materials Innovation Metaverse Bldg II」エントランスホールに入場
ここでは、2010年のノーベル化学賞の対象となったクロスカップリング反応を用いて、発光性の分子を合成する実験を体験することができ、反応や精製・発光特性の評価などが学べます。
ここでは、有機分子の構造を調べるために使う核磁気共鳴(NMR)装置の測定の手順や使用時の注意点などが、VRを用いてわかりやすく学べます。
ここでは、細胞から生命の設計図であるDNAの採取と、DNAの紫外光吸収を利用した熱による二重らせん構造の解離を学べる動画を見ることができます。
筑波大学大学院らが共同開発した国際マテリアルズイノベーション学位プログラムのメタバース空間「Materials Innovation Metaverse Bldg II」が、バーチャルキャストにて今月6日から公開されています。
ここには誰もが入れるようになっており、質問形式で実験装置の使い方や実験の進め方を直感的に学ぶことができます。
ぜひ体験してみてください。
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