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今回、京都ホテル観光ブライダル専門学校が開発したVRコンテンツは、ホテル・旅館業に従事する職業人である「ホテリエ」が、『学び直し(リスキル/リカレント)』する際に活用することを目的としたDX人材プログラムです。
日本初の試みとなる本コンテンツには、これまでにない”高いレベルの教育効果”と”職業教育の質的向上”が期待されています。
昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの観光事業所が苦しい経営状態に直面しています。
その影響は『国際観光文化都市・京都』も例外ではなく、国内外を問わず、観光意欲が低下していることから、京都観光にも未曽有の事態を招いている状況です。
しかし、隔離から共生へとPOSTコロナ時代へ社会情勢が変化していく中で、”観光したい”、”外食したい”という『京都ファンのコア層』は今後、日を追って増えていくことが予想されています。
この『京都ファンのコア層』のニーズに対して、京都ホテル観光ブライダル専門学校では、
・期待を裏切らないサービス
・新しい観光スタイルの提案
・受け入れ体制
の3つを適合していくことが大切だと考えているということで、その実現には『POSTコロナ時代の京都観光を担うに相応しい人材』を養成することが必要不可欠と考えられています。
そんな背景から、「人材育成プログラムの整備」に向けてVR技術を活用しDXを取り入れながら、オリジナルで実効性の高い「VRホテリエ教育プログラム」が開発されています。
「VRホテリエ教育プログラム」では、受講者は専用のVRゴーグルを着用し、VRの世界で”接客”や”フロント受付”など7つの対人コミュニケーションシーンを体験し、ゲストの態度や言動から
『より満足度の高い接客サービスを提供するためには何が必要か』
を読み取るために最適なコミュニケーションを実践する力を身につけることができる仕様となっているため、疑似体験+現実世界の議論の融合により、さらなるコミュニケーション能力の向上に寄与することが期待できるプログラムに仕上がっています。
・お客様のタイプ別コミュニケーション【現実派編】
・お客様のタイプ別コミュニケーション【社交派編】
・お客様のタイプ別コミュニケーション【理論派編】
・お客様のタイプ別コミュニケーション【友好派編】
・フロントシミュレーション編
・レストラン予約受付編
・予約受付編
学校法人大和学園 京都ホテル観光ブライダル専門学校 河原町キャンパスには、VRホテリエプログラムの開発に合わせ新たな特別演習室「XRデモンストレーションルーム」が完成しています。
2023年1月24日(火)にはメディア関係者またホスピタリティ業界関係者に向けた、施設の内覧会及びVR(仮想現実)の技術を活用した「ホテリエVR」コンテンツ発表会も予定されています。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では、今後『実践的なホスピタリティ教育』を世界中の”誰もが”、“いつでも”、”どこでも”受けることができるよう、VRやARなどの最先端技術を活用するコンテンツとシステムの構築を積極的に進めたいとしています。
学校法人大和学園グループの京都ホテル観光ブライダル専門学校が、POSTコロナ時代の京都観光を担うに相応しい人材を養成するための手段として、ホテリエ向けDX人材リスキルプログラムを開発しています。
今後は、専門学校の学生やホテル・旅館の従業員リスキル、リカレントプログラムとしてサービス提供を展開することが予定されています。
長く停滞していた観光業では優秀な人材の確保が急務と言われていますが、このようなサービスの提供は、観光業の従業員と顧客の双方にメリットが感じられるニュースですね。
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