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今回公開された新VRゴーグルは、オールインワンのスタンドアロン型となっています。
そして、VRだけでなく拡張現実(AR)体験の両方に対応しているのが特徴です。
前面および側面カメラにより、Meta Quest Proと同様のフルカラー複合現実感を体験できるとされています。
また、内蔵されたハンドトラッキングにより、素手でゲームやアプリを操作することも可能です。
VR ReadyのPCに接続することで、スタンドアロン向けのものより強力なPCVR向けコンテンツへのアクセスもできるようになってます。
HTCのグローバル製品責任者であるShen Ye氏は、このデバイスがゲーム、エンターテインメント、フィットネスだけでなく、生産性や企業向けにも設計されていると述べています。
現時点で明らかになっている新デバイスのスペックは以下の通りです。
・フルカラー複合現実感
・ハンドトラッキング
・2時間のバッテリー駆動時間
・6DoF
・スタンドアローン機能
・より複雑なルームマッピングを可能にする深度センサー
またXRハードウェアアナリストのBrad Lynch氏によると、この軽量デバイスはモジュラーデザインを採用し、パンケーキレンズで全体のサイズを縮小する可能性があります。
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報道によるとこの最新VRゴーグルは、法人向けのMeta Quest Proの直接のライバルとして位置づけられているようです。
しかし、The Vergeのインタビューにおいて、前出のShen Ye氏は以下のように語っています。
(今回の新デバイスは)デザイン面だけでなく、技術面でも我々が成し遂げたこれらの進歩をすべて取り込み、消費者にとって意味のある、魅力的なものに作り上げることです。
引用:The Verge
同氏のコメントをそのまま読めば、新デバイスはHTCにとって消費者向けに再挑戦する意欲的なデバイスとなるように思われます。
ただし、未だ正式な価格は明らかになっておらず、一般消費者向けで最大のシェアを誇るMeta Quest2と同程度の価格帯になるのかも不明です。
HTCから一般消費者向けのVR/ARゴーグルの画像が公開されました。
昨年、HTCは一般消費者向けのVRコンテンツから一時的に撤退することを表明してきましたが、そんな中でも「消費者にとって良い体験とは何か」を追求してきたとしています。
今回の新デバイスは、その研究が結実したものとなりそうです。
とはいえ消費者向けのスタンドアロンVRゴーグルは、Meta Quest2という強力なライバルに加え、Pico 4が勢力を拡大しつつあります。
さらに、アップルも一般消費者向けのXRデバイスを開発していることから、HTCにとってはかなりの激戦となりそうです。
XRの勢力図がどうなるか注目していきたいですね。
参考サイト:The Verge
HTC’s VR/AR Headset Will Be Revealed At CES 2023[VR Scout]
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