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「ナレコムVR」は、ナレッジコミュニケーション社が開発した米国マイクロソフトコーポレーションが提供するMixed Reality (複合現実) ヘッドセット「HoloLens 2」向けのアプリケーションです。
クラウド上に保存された”3Dモデル”や”動画”といったコンテンツを直感的に現実空間に配置することができるため、大学におけるVR/ARの活用促進の支援可能なアプリケーションに仕上がっています。
この「ナレコムVR」が、2022年9月1日より大学生協に提供開始されたことで、全国の教育機関が大学生協店舗から手軽に利用することが可能になっています。
「メタバース(仮想空間)」という言葉が日常生活に浸透し始めた2022年は「メタバース元年」とも呼ばれており、『VR(仮想現実)』や『AR(拡張現実)』といった技術を駆使し、仮想空間を複数人で共有する技術にますます注目が集まっています。
この流れは教育分野においても同じで、学生の理解促進を目的とし
・講義におけるVR/ARの活用
・研究分野での活用
が増加しています。
このような背景を受け、2012年よりクラウド導入支援サービスを提供しているクラウドインテグレーターであるナレッジコミュニケーション社は、同社が提供する『クラウド AI によるデータ分析・利活用を促進し、DX の推進をサポートするソリューション』を、大学におけるVR・ARの活用促進・研究支援を目的とし提供することを検討してきました。
その利用実績を踏まえ、今回「ナレコムVR」が全国の大学生協店舗へ提供開始されることになっています。
「ナレコムVR」には、いくつかの便利機能が搭載されています。
「ナレコムVR」のデータ保管場所は”クラウド上”であることから、インターネットの環境さえあれば”いつでも”、”どこでも”コンテンツの作成やアップロードをすることができます。
VR空間に『3Dモデル』や『動画』、『画像』、『音声』、『PDF』、『URL』を簡単に配置でき、それらを「HoloLens 2」上で共有することが可能なため、
・授業風景を動画で載せる
・音声でガイドをつける
・URLを配置しアンケートを収集する
といった活用法が考えられます。
『学生向け』や『お客様向け』といった用途に合わせてコンテンツを変更し、空間のカスタマイズや自由にデザインすることができます。
ポータルサイトでコンテンツとデータの管理ができるだけでなく、利用頻度や利用ランキングといった利用状況を確認することができるので、最適なプレゼンテーションを用意することが可能となります。
「ナレコムVR」を講義に活用すると、ソースコード不要でVR/ARコンテンツ制作が可能なため、実際に手を動かして学び、また講義のアウトプットをVR/ARで体験することができます。
講義で作成した作品を「HoloLens 2」上に表示することができるので、展示会の様に受講生全員で共有することができます。
さらに作品に音声配置機能を使用すると、発表時の言語の壁といった従来の課題を解決することも可能となります。
「ナレコムVR」を活用したオープンキャンパスを実施すると、学校施設内に授業風景の動画や研究成果物の3Dデータを空間に配置することができるため、学校の魅力をより効果的に来校者に伝えることができます。
また「ナレコムVR」では、簡単に屋内ナビゲーションの作成および公開ができるので、”見せたいコンテンツ”の作成や”人の誘導”にも役立つことが期待できます。
ナレッジコミュニケーション社が提供する「ナレコムVR」が、大学生協での提供を開始しています。
これにより、より手軽に「ナレコムVR」を導入することができるようになり、大学におけるVR・ARの活用促進と研究支援が進むことが期待されています。
教科書の解説がひたすら続く授業では、教授の言葉が催眠術の呪文のように聞こえたものですが、VRを活用すると目の前に立体的な構造物が飛び出したりと、視覚も刺激され、集中して授業に取り組めそうだと感じるニュースですね。
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