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「Metaverse EXPO Japan 2022」とは、米国のMeta Platforms, Inc.の日本法人が主催し、2022年7月27日(水)・28日(木)の2日間にわたりグランドハイアット東京において開催される、メタバース関連プロダクト・サービスの展示や有識者を招いたカンファレンスなどが実施される完全招待制のイベントです。
カンファレンスには企業・団体・官公庁などの代表者が登壇し、メタバースに関連した様々なトピックスに関する発表や討論の実施が予定されており、産業を横断し関連業界が一体となって『メタバースの現在および将来像の発信』を目指していきます。
大日本印刷社からも、常務執行役員でありABセンター長でもある金沢貴人氏が27日(水)の15:45から16:05まで講演会に登壇予定となっており、
「DNPのXRコミュニケーション事業構想」
のタイトルで講演します。
ここでは、同社が2021年から”リアル”と”バーチャル”を融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活用した、新しい体験価値と経済圏を創出するべく推進してきた「XRコミュニケーション事業」を紹介する内容となっています。
大日本印刷社のブースは、新たなXRコミュニケーション事業の用途や可能性を提案を目指した内容となっており、具体的には
・バーチャル空間でリアルタイムに映像を制作する「バーチャルプロダクション」
・XR空間の構築システム「PARALLEL SITE」
を掛け合わせて開発した『渋谷区宮下公園』、『秋葉原』、『神田明神』の3か所について、バーチャル空間と組み合わせた展示がされていきます。
また、2022年5月に資本業務提携した株式会社アルファコードと共同で展示するブースも用意されています。
アルファコード社はXRコミュニケーションに強みを持つ企業であり、同社の映像配信やバーチャル空間開発の技術を活かし、リアルとバーチャルが連動した新規事業の創出につながる事を期待した展示となっています。
「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE(パラレルサイト)」は、2021年7月に大日本印刷社が渋谷未来デザインや宮下公園パートナーズと共同で公共空間の高度利用の取り組みの一つとして構築したバーチャル空間です。
”公園の価値向上”や”新たなコミュニケーションの創出”、”地域活性化を促し渋谷の新しいカルチャーの発信”を目指し、3社が連携しリアルとバーチャルの公共空間で多様な取り組みを行うほか、京都市と連携して京都の魅力を体験できる「京都館PLUS X」を展開するなど、様々な実証事業が実施されています。
「バーチャル秋葉原」は、大日本印刷社が合同会社AKIBA観光協議会とともに2022年4月から展開している、アニメ・マンガ・ゲーム等の知的財産を活かして、東京都千代田区の秋葉原地域の活性化や課題解決につなげる取り組みです。
秋葉原地域のメインストリートの一つである『中央通りの万世橋から神田明神下交差点まで』のエリアが、地域の事業者の賛同を得て、バーチャル空間に再現されています。
「神田明神CG空間」は、大日本印刷社が文化・芸術関連のデジタルアーカイブ事業で培った3次元レーザー計測技術やCG技法を用い、神田明神の境内や御神殿などの構造・意匠を忠実にバーチャル空間に再現しており、2022年6月の公開以降、多くの生活者が神田明神の伝統と文化に触れ、新しい文化の創造と人との交流につなげていく場となっています。
大日本印刷社は、同社独自の「P&I(印刷と情報:Printing & Information)」という強み、すなわち『表現技術や安全・安心に大量の情報を処理する能力』に、リアルとバーチャルを融合するXRの最新技術や多くのパートナーの強みを掛け合わせることで、多様な価値を創出したいとしています。
具体的な計画としては、2025年までに、自治体や地域のパートナー企業等と共創する日本各地の街や施設の公認空間”30拠点の開発が予定されています。
7月27・28日に開催される、米国のMeta Platforms, Inc.の日本法人主催のメタバースイベント「Metaverse EXPO Japan 2022」に、大日本印刷社がブース出展とカンファレンス登壇することが発表されました。
カンファレンスでは同社が展開する「XRコミュニケーション事業」に関する説明が予定されており、ブースでは「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE」、「バーチャル秋葉原」、「神田明神CG空間」の3か所が展示されます。
”リアル”と”バーチャル”は、ますます融合が進み、新しい価値観が生み出され続けていることを実感するニュースですね。
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