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「build+(ビルドプラス)」は、ASATEC社が運営する『MetaTown』のアプリケーションで体験することができるサービスで、”空き地の周囲の景観”を認識し、3DCGの建造物を”空き地の上にあたかも存在するかのように”表示させることができる営業支援ツールとなっています。
従来のARでは、”カメラの向き”を少しでも変えてしまうと、”表示される建物の位置がずれる”という現象が発生していた一方、「build+」では”空間を認識する”ことで、”土地の中を1周した場合でも3DCGの家の位置をずらさずに表示させる”ことが可能になっています。
この技術は特許出願中とのことで、現在は”これから建つ家の間取りや広さのイメージ”を営業担当者と顧客が”共有する”ための営業支援サービスとして、住宅販売メーカーや建設事業者に向けた提供が開始されています。
「MetaTown」とは、ASATEC社が開発・運営している、デジタルツインや景観認識、XR(AR,VR,MR)の技術を組み合わせることで、現実の世界に仮想世界を融合させることができるスマートフォン向けのプラットフォームアプリです。
今回ツールを導入した不動産SHOPナカジツは、愛知県を中心に不動産の販売を手掛けており、愛知県岡崎市内にある分譲地にて「build+」を採用しています。
ここでは着工前の土地に「build+」を活用することで、これから建つ家をARで出現させることができ、そうすることで土地だけではイメージしにくい”間取り”や”広さ”を体感することが可能となります。
同社によると、「build+」のもつ”営業担当者と顧客がイメージを共有することができる”というメリットが導入の決め手になったということです。
ASATEC社では今後、パートナーの企業や団体と共に、”自治体の地域活性化企画”、”防災・交通安全企画”、”製造業・建設業・不動産業のDX化企画”など、2023年までに100件の企画を目指し、街のメディア化を促進したいとしています。
営業担当者が建つ家を顧客と共有することを目的とした営業支援サービス「build+(ビルドプラス)」を、愛知県を中心に不動産販売を手掛ける不動産SHOPナカジツが導入し、岡崎市にて販売する分譲地で活用しています。
今回の導入は中部地方で初とのことで、その便利さから今後も導入地域が増えていくことが予想されます。
納得できる間取りの家を手に入れるためには、最低3回は家を建てる必要があるなんて聞きますが、最新のAR技術を活用すれば、1回のチャンスでも納得できる家づくりができそうだと感じるニュースですね。
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