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今回NFTクリエイティブスタジオのOpenSkyBlue Labが発表したプロジェクトは、”リ・クリエイト of フェルメール・デジタルNFT原画”を展示する、世界初のメタバースNFT美術館構想で、これと併せて世界初の”リ・クリエイト of フェルメール・デジタルNFT原画”37点を展示する美術館の開館準備のためのテスト版(Preview)が、台湾に本社を置くグローバル企業のメタバースプラットフォーム大手・HTC社との共同でユーザー向けに公開されています。
この構想が発表された「第3回ブロックチェーンEXPO」は、日本国内最大級のブロックチェーン展示会で、今回の発表ではフェルメールの代表作である
「真珠の耳飾りの少女」
「牛乳を注ぐ女」
「デルフト眺望」
など合計15点が展示され、リ・クリエイト of フェルメール作品の未来の可能性がユーザーに提示されており、セミナーを聞くための人がブースから溢れるなど大きな反響を呼んでいました。
なお、公開されているPreviewの推奨アクセス環境は、chromeなどのPCブラウザとなっており、VRゴーグルで見る事もできます。
メタバースNFT美術館のPreviewは、一般ユーザーへ引き続き期間限定で公開されており、その期間は今年8月31日(水)までとなっています。
Preview環境の発表では、HTC台湾本社から新規事業開発部のMarch氏がオンラインで参加し、HTCのメタバースプラットフォーム”VIVIE connect”内に構築されたメタバースNFT美術館のPreviewの紹介と共に、VIVIE connectの機能の紹介も行われました。
公開されているフェルメールメタバースNFT美術館の外観や内装のデザインは今後、アーティストとのコラボも想定されており、フェルメールの世界観を踏襲した新しい価値の創造にふさわしい企画が後日発表予定になっています。
さらに、このPreviewを使った現代アーティストとのコラボ企画展の開催も企画が進められており、そのアーティストの募集や開催内容が後日OpenSkyBlueの公式サイトなどで公開が予定されています。
今回のフェルメールメタバースNFT美術館のコンセプトは
「芸術を通じた文化の共有から生まれる、新たな価値の創造」
となっており、作品の破損などのリスクがほとんどない文化財保護のキーテクノロジー”リ・クリエイト”が活用されていて、今までは展示が不可能であった場所や地域でもフェルメール作品の文化価値を多くの人が享受することが可能になっています。
デジタルNFT原画をブロックチェーンに記録しNFT化することで、著作権や所有権が明確になるだけではなく、複製による価値の毀損をなくすことが可能になり、分散型技術で
作品を100年・1000年と繋げていく
ことが可能になります。
また”リ・クリエイト of フェルメール”を元としたデジタルNFT原画は、デジタル技術を使った唯一無二のフェルメール作品の原画として世の中に存在し、同時に原画の素晴らしさを世の中に永続的に広めていきます。
ここで言う”リ・クリエイト of フェルメール”とは、単なる原画の複製(コピー)ではなく、フェルメールが晩年を過ごしたオランダ・デルフト市にあるフェルメール・センター・デルフトより提供された高解像度原画データを元に、原画が描かれた瞬間の色彩や作者の意図を様々な知見から読み解き、それを原画の色彩を再創造した唯一無二のデジタル原画のことを指します。
このデジタルNFT原画は、2012年に開催された「フェルメール光の王国」展で展示された、リ・クリエイト of フェルメール作品全37作品がNFT化されたもので、そこにフェルメールが書いた瞬間から現在・未来までの状態をプログラムで再現することが可能な技術、「Time Leap Protocol」を組み込んだ世の中に2つと存在しないデジタルNFTアートとなっています。
フェルメール全37点のデジタルNFT原画を展示するメタバースNFT美術館構想が今回発表され、それと併せて美術館のPreview(テスト版)が一般ユーザーに向けて公開されています。
ここでは新しい美術鑑賞の可能性が提案されており、作品を永続的に残す”リ・クリエイト”デジタルNFT原画が見られます。
美術館の本オープンの時期は後日OpenSkyBlueとHTCの公式サイトで発表されるとのことで、オープンしたらぜひ、メタバース空間に唯一無二で存在する、フェルメールデジタルNFT原画の価値を堪能してみてください。
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