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今回発表された「メタバース研究所」の設立は、
・東京大学稲⾒研究室
・京都大学神⾕研究室
の協力のもとに実現したもので、クラスターでは今後、日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造をはかるために、産学連携でメタバースに取り組んでいきたいとしています。
インターネット上に構築される新たな世界「メタバース」が世界的に注目されている昨今、コロナ禍でリアルで集まる体験が制限されたこともあり、現実世界に代わる新たな場所としてその利⽤が加速し、現在ではゲームなどのエンターテイメントだけでなく、ビジネスシーンにも大きな影響を与えています。
今回の研究所発足は、2020年は延べ300万人以上にメタバース体験を提供し、国内最大級のメタバースプラットフォームを開発するクラスターが日本社会におけるメタバースのあり方を再定義し、真の価値創造を図るための取り組みとして実施したもので、東京大学稲見研究室と京都大学神谷研究室の協力のもとで、その研究を推進していきます。
また今回の研究所設立にあわせ、研究員の募集が開始されています。
また研究所の設立と併せて、メタバースプラットフォーム「cluster」内でメタバース体験を向上させるために、
・Oculus Quest 2への対応
・乗り物機能
・オリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能
など、6つの新機能の実装とアップデートも発表されています。
この機能ではcluster内で使用するアバターを作成することができ、利用することでclusterユーザーは誰でもオリジナルアバターを作成することができます。
clusterの「ホーム」内で使える機能になり、ベースとなるアバターに対して服や髪・顔などさまざまなパーツの設定や調整を行うことが可能です。
また今後は、随時パーツを増やしていくことが検討されています。
これまでに多くの要望が寄せられていた、オールインワン型VRヘッドセット”Oculus Quest 2″への対応が決定されており、近日のリリースが予定されています。
現在ではノーコードでメタバース空間を作れる「Cluster Creator Kit」が提供されていますが、この機能の実装で新たに「Cluster Creator Kit」で
・バイクや車
・椅子
などの乗り物を作れるようになります。
これまでは常設のメタバース空間(ワールド)を作成するには、誰でも参加できるパブリックサーバーでのみ可能でしたが、よりユーザー間のコミュニケーション体験を向上させるために、
・パブリックサーバー:誰でも参加可能
・パーティサーバー:同じサーバー内にいる人の『フレンド』なら参加可能
・プライベートサーバー:招待した人だけが参加可能
の3つのサーバーから選べるようになっています。
clusterでは現在、VRM形式でユーザー独自の3Dアバターをアップデートすることができますが、そのアバターデータの制限開放が決定されており、11月末のリリースが予定されています。
現在、clusterアプリ内でワールドを作れるようになる「ワールドクラフト機能」の開発が進められており、12月下旬のリリースが予定されています。
メタバースプラットフォームを運営するクラスターが、東京大学らと産学連携の「メタバース研究所」の設立を発表しました。
併せてclusterのOculus Quest 2対応や新機能実装などのアップデートも発表されています。
日本国内でも多く利用されているclusterですが、自由度が高くなることで更なる注目を集めそうですね。
今回設立されたメタバース研究所発の情報にも、熱い視線が注がれそうです。
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