VRゴーグルを装着すると完全に視野が仮想空間に没入するので、VRを自宅で楽しむ場合にはあらかじめ部屋を片付ける必要があります。

しかし、どんなに部屋を片付けてもパパやママを求めて抱きついてくる子供や気ままに動き回るペットの犬や猫をコントロールすることはできません。

こうした不確定要素による事故を回避するための新機能の痕跡が8月に実施されたv32アップデートに発見されました。



「Space Sense」機能の痕跡が発見

Oculus Questは先月、

・ファイル同期

・フレンドリスト

その他いくつかの変更が加えられたv32ソフトウェアアップデートが実施しています。

ドイツのTwitterユーザー「Basti564」はこのv32ファイルを調べているうちに、QuestのルームスケールGuardianシステムの今後の機能を紹介するビデオを発見しました。

ビデオによると、「Space Sense」と呼ばれるこの機能は誰かがプレイエリアに迷い込んだときにその人を仮想空間内に表示して警告するものです。

また、「Basti564」はビデオに付随する説明テキストも発見しています。

Space Senseを有効にして、部屋のスケールの境界にある人や物の輪郭を確認します。VRを使用している間、周囲の状況を常に把握しておくと、自分や他の人の安全を守るのに役立ちます。

境界内にあり、ヘッドセットの真正面にある限り、最大9フィート離れた場所に輪郭を表示できます。この機能は、[設定]でいつでもオフにできます。




「Space Sense」機能は今後のアップデートで実装か?

現在、Basti564が見つけたファイルは非表示になっており、これは現在実装に向けた作業中の機能と思われます。

ただし、ビデオとそれに付随するテキストの外観からは、Facebookがリリースに向けて準備を着々と進めているように見えます。

Guardianは2019年のQuestプラットフォームのリリース以来、セットアッププロセス中に邪魔になったテーブルや椅子などのプレイスペース内の静的オブジェクトを検出する機能を除けばほとんど姿を変えていません。

「Space Sense」の実装は絶対確実ではありませんが、もし実装されればQuestのルームスケール検出システムに追加される最大の機能の1つになります。

まとめ

「Beat Saber」や「Fit XR」をプレイしていて目の前を通りかかった家族をパンチしそうになったことはありませんか?

リビングでVRゲームをしていると家族へ思わぬ危害を与えるリスクがあります。

そのため、「Space Sense」機能によって現実世界で目の前に現れた人や動物を仮想空間にいたまま確認できれば、より安全にVRを楽しむことが可能です。

この機能はカメラがカバーするフロントトラッキングエリアに限定されており、後方を歩いている人や物の存在まではわかりません。

「Onward」のように方向転換が激しいゲームを安全にプレイするためには今一度改善が必要になるかもしれません。

とはいえ未実装な機能ですので、どのような形で「Space Sense」が実際にリリースされるのか楽しみですね。

参考:Oculus Quest ‘Space Sense’ Feature Will Alert You When Someone Invades Your Play Area[Road to VR]








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情報提供元: VR Inside
記事名:「 誰かがプレイエリアに侵入したときに警告を発するQuestの「SpaceSense」機能が発見