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画像:Road to VR
2014年に設立されたWaveOpticsは、英国を拠点として
導波路光学
マイクロプロジェクター
完全なARモジュール
を製造しています。
その導波管技術は、WaveOpticsシャーシと光モジュールを含むRokidのProjectAuroraヘッドセットをはじめとする多くのARヘッドセットに採用されてきました。
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最近では、同じく英国を拠点に透明素材に焦点を当てた3D印刷を手掛けるLuxexcel社と提携して構築された度付き導波路レンズを開発したことでも有名です。
125人を雇用していると言われているWaveOpticsは、現在Snap社のハードウェア部門で働いていると報じられています。
買収金額は5億ドルとされていますが、Snap社はその半分をすでに提供しており、2年後に現金または株式のいずれかで支払うオプションを予約しているとのことです。
Snap社は現在、AR技術の開発を急速に進めていることで注目されています。
米国時間2021年5月20日に発表されたSpectaclesの次世代バージョンも、リアルタイムAR用のディスプレイを搭載した同社初のARデバイスになると発表されました。
限られた開発者向けに発売されていて、細かいスペックも全て公開されたわけではありませんが、
対角26.3°という小さな視野角
30分のバッテリー寿命
など一般消費者向けに提供するにはまだまだ改善の余地があると言えます。
そのため、今後のSnap社のAR戦略の大きな転機となるのがWaveOptics社の買収です。
Spectaclesを一般消費者にとってより実用的なARデバイスに成長させるために、同社の持つ技術を活かすことが期待されます。
Snap社がARディスプレイ開発を手がけるWaveOptics社を買収しました。
この買収劇と前日発表されたARデバイスのSpectacles次世代モデルと合わせて、Snap社が一般消費者向けのARデバイス開発に本格的に舵を切ったと見られています。
ARデバイスの開発はGoogleやフェイスブック、アップルが取り組んでいるとされており、現在の取り組みはこれらと真っ向から競合するからです。
こうした巨大企業と対抗するには自社の技術開発を進めるのはもちろん、優れた技術が競合に取られないことも重要です。
今回の買収劇は、WaveOptics社がライバルの手に渡って使えなくなる前に同社を傘下に置くという意味合いがあるとも指摘されています。
そのため、AR関連企業の買収劇がより熾烈になるのではないかと予想されているようです。
参考:Snap Acquires AR Display Startup WaveOptics for Over $500M[Road to VR]
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