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Facebookは長い時間をかけてVRのコントロール方法に複数のアプローチを追加してきました。
2020年半ばには音声コマンドの最初のバージョンを発表しています。
しかし、このバージョンでは使用するたびにOculusメニューからツールを手動で選択する必要があり、かなり不便を感じるものでした。
そこで今回発表されたアップデートではプロセスが合理化され、「Hey Facebook」というフレーズに続いて特定のコマンドを発声することで、音声コマンドをアクティブ化できるようにします。
例えば、
「Hey Facebook!オンラインのユーザーを表示して」
「Hey Facebook!スクリーンショットを撮って」
「Hey Facebook!Supernaturalを開いて」
というだけで、友達リストを確認したり、見ている景色をスクショしたり、ゲームやアプリを開くことができるようなります。
このように「Hey Facebook」を使うだけで真の音声コマンドを体験できるようになりました。
ただし、マイクがオフになっているとき
ヘッドセットがスリープ状態
電源がオフになっているとき
Questは「Hey Facebook」を認識しないので注意が必要です。
Oculusデバイスを便利にする「Hey Facebook」ですが、問題点もないわけではありません。
Googleの「OK Google(Hey Google)」、Appleの「Hey Siri」、またはAlexaの「Hey Alexa」と同じように、「HeyFacebook」はプライバシーについての懸念事項があります。
それはFacebookがユーザーのプライバシーデータの収集に熱心であり、また何度もユーザーの反発によって挫折していることから他社よりも警戒の目で見られがちです。
最近でも音声SNSによる音声データの使い道の不透明性が指摘された直後であり、Facebookが「Hey Facebook」の音声データをどう扱うか不安視されています。
もちろんFacebookもユーザーの不安を理解しているため、「Hey Facebook」機能はオプトインとして提供されることになっています。
ホームメニューの既存のボタンを使用するか、Oculusコントローラーボタンを2回押すことで、ウェイクワードなしで音声コマンドを引き続き使用可能です。
コントローラーまたはハンドトラッキングを使用して、ホームメニューから[テスト機能]パネルに移動して、「Hey Facebook」機能をオフにすることができます。
OculusQuest2の音声コマンドにウェイクワード「Hey Facebook」が追加されました。
2021年になってFacebookはアップデートを頻繁に行い、便利な機能を次々に追加しています。
特にコントローラーなしで操作できる音声コマンド機能の改善は、身体障がい者もOculusデバイスを利用できるようになり、VRユーザーをより広げることにつながるものです。
プライバシー問題など懸念点は依然として存在していますが、FacebookのOculusを誰でも便利に使いやすくする取り組みは今後も続けて行ってもらいたいですね。
参考:Facebook Launches “Hey Facebook” Wake Word For Voice Commands On Oculus Quest 2[VR Scout]
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