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今回の発表は、サウジアラビアのリヤドで開催された年次投資フォーラムFuture Investment Initiative(FII)にて、MagicLeap社CEOのPeggy Johnson氏が行ったものです。
プレゼンの内容は新CEOとしてJohnson氏が同社をどのようにリードしていくかについてが中心となり、新ヘッドセットに関する話はほとんどありませんでした。
それでも、同社の2021年の展開を紹介するプレゼンテーション資料には、次世代MRヘッドセットを示唆する文言が含まれていました。
昨年の企業向けへの方向転換以降、産業用アプリケーション、医療、教育、製造など、ほぼ同じ顧客にサービスを提供してきたMagic Leap社ですが、今回の新ヘッドセットもエンタープライズ向けとなるようです。
また、プレゼンテーションでは2021年の第4四半期に次世代モデルがアーリーアクセスとしてリリースされる予定となっています。
その他に新モデルについて明らかになった情報としては、現行のMagic Leap 1と比較して「50%小さく、20%軽く、100%広い視野」を実現しているという点です。
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現行のMagic Leap 1の本体部分の重量が316 gであることからすると、第2世代のデバイスは約250gになると考えられています。
そのため、これまで以上に快適に装着することができ、長時間使っても疲れにくくなっているということが可能です。
重量がある程度わかりやすいのに比べると、視野角に関しては若干わかりにくくなっています。
プレゼンでは視野角が100%増加(2倍に拡大)とされていますが、それが水平・垂直・対角のどの視野角を指しているのかが不明確だからです。
テック系メディアの推測によると、視野角をそれぞれ2倍にするのではなくて視野の全体の表面積が拡大すると見られています。
つまり、水平方向の視野角は40度から80度になるのではなく、約55度に伸びるようです。
Magic Leap社が新しいMRヘッドセットのリリースを示唆するプレゼンを行いました。
プレゼンでは新ヘッドセットに関する詳しい情報は明らかではありませんが、これまで以上に快適に利用できるようになると思われます。
現時点では価格も不明の状態ですが、新モデルの成功の最大の要因は価格になると予想されています。
エンタープライズ向けのMRヘッドセットといえばMicrosoftのHoloLens2が最大のシェアを誇っていますが、HoloLens2よりも安い価格を提示できればこの分野に食い込んでいくことが可能になるはずです。
日本国内でもドコモからMagic Leap 1が販売されるようになっていることから、Magic Leapの続報に注目ですね。
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