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株式会社AOI Pro.は、株式会社バスキュールとのコラボレーションにより、野球選手の実際の投球を忠実に再現することでリアルな野球体験ができるVRコンテンツ「VR Dream Match –Baseball」を共同で開発、2016年9月19日(日本時間20日)、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにて発表を行いました。
これはVR/AR事業で「映像とテクノロジーおよびデータの融合」を目指すAOI Pro.が初めて手がけるVRコンテンツとなります。
「VR Dream Match –Baseball」は、ヘッドマウントディスプレイを装着することによって、プロの舞台に立ち、プロに挑戦するという没入感の高い野球体験を人々に提供するVRコンテンツです。
“データの体験化”が大きな特徴で、データスタジアム株式会社が監修し、日本やアメリカの公式試合のデータを基に、投球の速度や回転数、軌道を細部まで忠実に再現することが可能です。数年内には公式試合のデータがほぼリアルタイムで体験できるようになることも想定されています。
テクノロジーを駆使した体験型コンテンツの制作実績を多く持つバスキュールがプログラミングを、テレビCMを中心とした映像プロダクションとして国内で業界大手の一角を担うAOI Pro.が映像制作を、既にVRコンテンツの制作実績を持つAOI Pro.グループのポストプロダクション株式会社デジタル・ガーデンがCG制作を担当しました。
体験型のVRコンテンツは既に多く存在しますが、「VR Dream Match –Baseball」はリアルデータを活用して「プロのピッチャーが投げた球を打つ・受ける」という“普通の人が叶えたくても実現できない体験”を提供することで差別化を図りました。
VRコンテンツに多く見られる「状況説明」や「操作説明」が必要ないシンプルな構成になっており、性別に関係なく幅広い年齢層(※)の人々が体験できます。
※3D表示の性質上、目の成長に影響を与える恐れがあるため、対象年齢は13歳以上を想定
2016年11月を予定している一般公開後に様々なイベントで体験の場を設けることで、野球業界のさらなる活性化や、野球への興味を喚起して夢を育てる一助となることを目指しています。
今後はユーザー同士が打撃を競い合う機能の追加のほか、日米の各球団とのコラボレーションも視野に入れ、選手の育成・強化にも貢献できるよう改良を加えていく予定です。
今回のAOI Pro.とバスキュールの共同開発は、「視聴」から「体験」へと映像のテクノロジー改革が進む中、両社が「映像とテクノロジーを掛け合わせる」という共通する課題を持っていたことから実現しました。
AOI Pro.は本コンテンツを機にVR/AR事業に本格的に参入していくことを見据え、グループ内に専門プロジェクトチームを設けるとともに、2016年8月にはテックイノベーションの中心であるアメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにオフィスを開設(※1)しました。今後も積極的なアライアンスを実現し、AOI Pro.が持つ発想力・創造力に技術イノベーションを掛け合わせることにより「初めての体験」を創造してまいります。
また、2017年1月4日付を予定している株式会社ティー・ワイ・オーとの共同持株会社の設立(※2)を機に、今後は両社の経営資源を集結することでVR/AR等の新たな映像制作技術の開発を積極的に進めていくことを目指しています。
※1 アルティテュード株式会社が運営するInnovation Factory内に開設
※2 両社臨時株主総会(2016年9月27日開催)の承認等を前提とします。
参照元URL: https://www.atpress.ne.jp/news/111976
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