2016年9月15日、東京ゲームショウ2016初日が終わったあとの西麻布のイベント会場「エーライフ」でgumi presents TGS アフターパーティ2016が開催されました。


会場となった西麻布「エーライフ」




gumi presents TGS アフターパーティ2016開催の目的


gumi主催で多数の協賛企業からのサポートを受け、VR業界の活性化とネットワーキング作りを目的に開催された本イベント。


gumi主催で協賛企業も多数


開催に至ったきっかけをgumiのディレクター水野雄介氏に聞くと、

「中国やサンフランシスコなど欧米や他アジア地域ではゲームショウの後にアフターパーティがあるのは当たり前。日本ではそういったものがあまりなく、海外から日本にきた方からやってほしいという要望が多くあったので、弊社でやってみることにしました。」とのこと。


外国人参加者も目立った。


gumiが東京ゲームショウの後にアフターパーティを行なうのは3年連続3回目。


國光氏が考える今後VRコンテンツに必要なこと




gumi代表の國光宏尚氏と株式会社よむネコ代表の新清士氏との囲み取材ではVRの次の可能性についても触れられた。


「VRは世界的にみるとアメリカ、日本、そして最近では中国、この3つがモバイルゲームの時代から引き続いて中心になってきている。」と國光氏。



またVRゲームの今後の課題として「ゲームはツールやプラットフォームと比べるとVC(ベンチャーキャピタル)から人気がない。当たりハズレによって変動が大きいので資金調達には苦労しやすい。


なのでゲーム会社は当てることが重要。そのためヒット作のVR化が動きとしてあるが、単純に家庭用ゲームを立体視にして見せているゲームが多く、本当の意味でVR愛のあるゲームを作っているところはそんなに多くない。」


とも。


新氏は「ナムコのなぞともカフェ渋谷店で今回TGSに出展したエニグマスフィア~透明球の謎のロケテを行った際、アンケートをとってみて感じたのはVRでゲームをしたいと思っている人は凄くいるということ。ただ、そのために10数万円を支払わないといけないってなったときに躊躇される。」



VRが当たり前のように世の中に浸透するにはVRに求める価値と体験するための対価のギャップがまだまだあるようだ。


「VRでできる体験が凄い!まずはそこに注力して、グラフィックなどはその後でもいい。」とも國光氏。


今後のコンテンツホルダーの課題は「VRでなければいけない必要性や体験」と國光氏。


VRでしか得られない、飽きられない体験の提供が、今後VRがさらに広まっていくためには必要そうだ。


イベントプログラム


当日のイベントプログラムは以下でした。






























19時30分一般客来場
20時00分イベントスタート
20時13分地下1階DJスタート
20時53分北村姉妹パフォーマンス
21時09分ダンスパフォーマンス
22時00分終了
※時間に関しては一部予定よりも前後しています

イベントでステージに登場した北村姉妹。
津軽三味線の全国大会で姉妹ともに団体の部と個人の部で優勝した実力の持ち主。



海外の方からの要望に応えるかたちで始まった経緯もあってイベント参加者の半数が外国籍の方々。海外からの方々の要望に答えたかたちで、イベントプログラムも「和」なテイストをふんだんに取り込んでいた。


VR体験ブース


会場には多数の体験ブースが用意された。


株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントからは東京ゲームショウでも出展のPS VR対応ゲーム「Rez Infinite」の体験デモが準備された。

Rez Infinite


株式会社よむネコ(TVSインキュベーションセンター)からはVIVEを使ったVR脱出ゲーム「エニグマスフィア~透明球の謎」の体験デモが用意された。


エニグマスフィア~透明球の謎


取材のgumiもOculusRiftやマイクロソフト社のHoloLensの体験スペースを設置、VRの色濃いアフターパーティとなった。


HoloLens


参加者の層もまちまちで、VRレディなコンテンツホルダーからITベンチャー企業、代理店、投資家、政治家、個人レベルで開発を行なうエンジニアなどVR初体験の方から投資先を求めてやってきた方まで個々の目的も多様だった。





エニグマスフィア~透明球の謎


イベントは開始直後から参加者が増え続け、後半はOculus VRの創業者パルマ・ラッキーも登場するなど(写真はとれず)22時前には身動きをとるのもひと苦労なくらい数100人の参加者で賑わいを見せました。



Copyright ©2016 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 gumi國光氏が語るVRが今後取り組むべきポイント【gumi presents TGS アフターパーティ2016取材】