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Emteqは1.5万ドルの資金調達で、センサーとAIを使いユーザーも橋上が再現できるデジタルアバターを制作していた。
このEmteqのテクノロジーは”Faceteq”と呼ばれ、筋電図(EMG)、電気眼球図記録(EOG)や心電図などのバイオメトリックセンサーテクニックの分野を使用した技術で、VRヘッドセットのフェースプレートを使い、表情を電子信号をトラックすることで、フェイストラッキングを可能としている。
カメラを使ったフェイストラッキングシステムとは違い、目の動きや、おでこ、ほほなどのヘッドセットで隠れてしまう場所の動きなども感知することができる。
このテクノロジーはゲーム、vTimeやFacebook VR プラットフォームなどのソーシャルVRアプリなどが主な使用目的とされているが、同社ではフィルムやTVの宣伝などを見たオーディエンスの反応を記録し分析する用途にも使えるとしている。
Emteqのチーフエグゼクティブであり、その他テクノロジーカンパニーの企業家でもあるGraeme Cox氏はこうコメントしている。
「私たちのAIとフェイスセンサーをつなげた技術は人間の表情やムードをデジタルワールドで再現したいとしているデベロッパーの人達のためにある機能です。
例えば、感情的な参加を必要とするようなロールプレイングゲームを作ることや、コンピューターが疲れているときなどの表情を読み取ることなどが可能になります。」
フェイストラッキングに挑戦しているカンパニーはEmteqだけではなく、この分野はVRの中でも開発が進んでいるカテゴリーの一つである。
FOVE VRではユーザーの瞳の動きを認識し、見つめたり、瞬きしたりすることで、操作などができるようになる技術を開発中だ。
目の動きをトラックすることで現実世界で物を見る時と同じような、自然な視界を再現することができる。
他にはVessoというヘッドセットが初のフェイストラッキングが搭載されたヘッドセットとしてKickstarterのプロジェクトで開発が進められていたが、残念なことに投資額不足でキャンセルされてしまっている。
Emteqは独自のヘッドセットなどを開発しておらず、このテクノロジーが実用化されれば、複数のブランドのヘッドセットで使用可能になるかもしれない限定。
これから彼らの課題となってくるのは、デベロッパーの十分なサポートを得て、UnityやUnrealなどのゲームエンジンに必要なプラグインを作り、ポテンシャルを生かすことができるのかということだ。
今後の活躍が期待されている。
参照元サイト名:roadtovr
URL: http://www.roadtovr.com/emteq-aims-to-humanize-vr-by-capturing-your-facial-expressions/
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