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VRとARの両方を体験でき、そのうえハンドトラッキングにも対応している同システムが、このほどSDK(softwere Development kit)を公開した。
SDKで使用可能な開発言語は、Unity 3D、Java、C++、C#となっている。
こうしたSDKを使って可能となる体験は、先日公開された最新のデモ動画を見ると一目瞭然で、同システムにはVRモードとARモード、そして両方が動作しているハイブリッドモードがあり、ハイブリッドモードではVR空間の一部にリアルな世界の画像が映り込んでいる。
VRモード動作時には、ハンドトラッキング機能によってユーザーのリアルな手の動きがVR空間内のバーチャルな手として表示され、ARモードの時はユーザーのリアルな手がそのまま画面に表示されている。
同システムがVRとARの両方に対応することを可能としているのが、Fingoと呼ばれるデバイスだ。
カメラが内蔵されている同デバイスは、既存のVRヘッドセットの前方にかぶせるようにして付けることによって、VR空間だけではなくカメラに撮影されたリアルな世界とユーザー手も表示できるようになる。
Fingoが装着可能なVRヘッドセットは、Gear VR、HTC社のVIVE、OculusRift、Google Cardboardとなっている。
uSensのSDKの公開に合わせてFingoもリリースされており、入手可能なFingoデバイスには3種類ある。
entry-level Fingoは、26度の範囲でハンドトラッキングに対応しているが、ARモードがない。
color Fingoは、60度の範囲でハンドトラッキングに対応しており、かつARモードに対応している。
power Fingoは、機能制限のないフルスペックモデルである。
uSensのCTO兼共同出資者のDr.Yue Feiは「uSensを使うことで、複雑で高価なデバイスを使わなくても、自動車、教育、娯楽、医療といった幅広い分野でVRARアプリの恩恵を得ることができる」と発言している。
なお、uSensのSDKはuSens開発者向けサイトで公開されおり、FingoはuSens公式サイトから問い合わせることで入手可能なようだ。
uSens公式サイト
http://www.usens.com/
uSens開発者向けサイト
https://developers.usens.com/
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