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Vuzix BladeはFitness, Sports and BiotechをはじめとするCES 2018 Innovations Awardsを合計4つ獲得した実績をもつなど、高い評価を受けているプロダクトだ。
ソフトウェア開発キットを使うことにより、世界初となるコンシューマ向けスマートサングラスで動作するアプリケーション制作が可能になる。
Vuzix Bladeを使用することにより、ユーザーはiPhoneやAndroidなどのモバイル端末をポケットに収納したままBluetooth接続し、端末の機能を利用できるようになる。
ディスプレイ上に位置情報を利用したARコンテンツを表示させ、ユーザーの周辺の地理情報を確認する、ナビゲーションシステムと併用しつつ目的地を目指す、などといった使用方法が想定されている。
またサングラスのフレーム横に搭載されたコントロールパネルのほか、音声による操作入力にも対応しているので、ユーザーはハンズフリーで端末を扱える点も特徴だ。
Vuzix Bladeのもうひとつの特徴は、85グラム以下という軽量さにある。
これだけの軽量さでありながら、Vuzix Bladeにはカメラ、マイク、プロセッサーや各種センサー、バッテリーが全てフレームにつめこまれている。高機能でありながら、コンパクトな仕上がりになっているのだ。
もっとも同じARスマートグラスであるGoogle Glassは36グラム程度であり、これに比べるとやや重たい印象を受けるかもしれない。一方でAR・MRヘッドセットであるMicrosoftのHoloLensは580グラム程度ある。
搭載している機能やスペックが違うとはいえ、コンシューマー向けのデバイスとしては、十分日用品として使える仕上がりになっているのではないだろうか。
今回事前予約受付を開始したソフトウェア開発ツールは、送料と税金別で、約219,670円(1997ドル)での販売となるようだ。
購入した場合、ソフトウェア開発ツールがVuzix Bladeのプレプロダクションユニット(DVT)とともに、2018年Q1の前半に、購入者の手元へと配送されることになるようだ。
また開発ツールとは別途に、約54,450円(495ドル)のデポジット代を支払うことで、製品版のVuzix Bladeの事前予約も可能だ。事前予約した場合、製品版の配送は2018年Q1後半を予定しているという。
エンタープライズ向けのARグラス、ARヘッドセットは数多く登場しているが、コンシューマー向けのデバイスとなるとGoogle Glassが撤退して以来、あまり活発化しない印象がある。
Vuzix Bladeは盗撮の危険性などプライバシー侵害への懸念を払拭しつつ、普及を目指していくことができるだろうか。
参考URL:
VUZIX, NextReality, Cision PR Newswire
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