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シカゴベースのスタジオ、CloudGateがダイナソーハンティングゲーム「Island 359」でフルボディトラッキングが使えるようになる「Virtual Self」をアップデートでゲームに追加した。
Virtual Selfはフルボディアバターシステムで、Vive Trackerを使って使わなくてもボディトラッキングでゲームを楽しめるようになる。
Vive Trackerを使えば、腰と両足がトラッキングでき、フルボディトラッキングが可能になる。
Island 359は2016年8月にリリースされた、VRダイナソーサバイバルゲームだ。
現在HTC ViveとOculus Rift/Touch対応でSteam VRにて配信中で、価格は
19.99ドル(約2200円)。
外の世界から隔離されたジャングルアイランドに現れたダイナソーたちを倒すため、プレイヤーは傭兵となってアイランドに乗り込むことになる。
銃やナイフなどのツールを使い、サバイバルしながらダイナソーを倒していく。
プレイヤーの役割はあくまで傭兵なので、生きてアイランドを脱出し、ダイナソーを倒した賞金をもらうのが最終的目的だ。
CloudGateは今回のアップデートで、Island 359にフルボディトラッキングが可能になるVirtual Selfを追加した。
Virtual Selfはフルボディアバターシステムで、Vive Trackerを使ってフルボディトラッキングでゲームプレイできるようになる。
Virtual SelfはVive Trackerを使ったバージョンと、Vive Trackerの個数によってトラッキングできる箇所が異なり、ゲームでできることが変わってくる。
まず、Vive Trackerを使わない場合では、頭の動きだけがトラッキングできるかたちになり、しゃがむなどの頭の動きをゲームに反映した動作が可能になる。
今までのVRゲームでは空中に手が浮いているだけだったので、頭がトラッキングできるようになったことで、より自然な感覚でゲームを楽しめるようになった。
トラッカーを1台使った場合では、腰にVive Trackerをつけて腰の動きがトラッキングできるようになり、体をツイスト、回転させるなどの動きがアバターに加わる。
トラッカー2台では、Vive Trackerを両足に装着することで、足の動きが追加される。
腰のトラッキングはできないので、体をツイストするような回転を加える動きが少なくなるものの、足の動きが加わったことにより、キックで攻撃をするなど、ゲームの中でできることが大幅に広がる。
手足を使って戦えるようになるので、よりリアルな感覚で戦うことができるようになるのがこのVirtual Selfの醍醐味だ。
トラッカーを3台使えば、頭に加えて腰と足の動きを全てトラッキングすることができるようになり、かなり現実の世界に近い感覚がゲームの中でも体験することができる。
アップデートを行うと、ゲームを開始すると同時にVirtual Selfのセットアップスクリーンがでてくるようになり、トラッキングのセッティングができる。
もちろん、トラッキングを使わないで従来の方法でゲーム遊ぶことも可能だ。
また、Virtual Selfは開発中のシステムでバグなどが出てくる可能性もある。
CloudGateがダイナソーハンティングゲーム「Island 359」のアップデートを行い、最大フルボディトラッキングができる「Virtual Self」を追加した。
Vive Trackerを使っても使わなくてもトラッキングを使ったゲームプレイが楽しめる。
Virtual Selfを使えば、頭(Vive Trackerなし)、腰(1トラッカー)、両足(2トラッカー)をトラッキングすることができ、最大トラッカーを3台使用することで、かなりリアルなフルボディトラッキングでゲームを遊べる。
Vive Trackerは1台99ドル(日本では税込み12500円)なので、Island 359での最大対応数3台購入するとしたら、全部でざっと300ドル(日本だと37500円)ほどなので、けっして安くはない。
しかし、今後このVirtual Selfテクノロジーの開発が進み、さまざまなゲームで使えるようになれば、どのゲームでもフルボディトラッキングが使えるようになり、よりバーチャルリアリティーという名にふさわしい、現実に近い世界がバーチャルで体験できるようになるかもしれない。
参照元サイト:CloudGate Studio ウェブサイト, Steam VR- Island 359ページ, Oculus Store- Island 359ページ
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