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Appleの開発したARプラットフォームARKitを使ったため、この機能は、現在、iOS 11以降のOSにのみ対応しているようだ。
車体表面の光沢感などがリアルに再現されているのが特徴。AR機能では、ゲーム内では表現できなかった、細かな車体表現まで盛り込むことが可能となったという。
また、外観だけでなく、車体内部の運転席やエンジン部分なども作り込まれており、覗き込むことが可能だ。
CSR Racing 2は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末上で、リアルな造形の3Dモデルカーを操作してレースを楽しむ無料アプリだ。これまでに5000万回ダウンロードされ、1億ドルの売上を計上した人気コンテンツとなっている。
特徴的なのは、優れた3Dレンダリング技術だ。光沢が美しく映える鮮やかなボディと、車内のインテリアが、細部までしっかりと表現された3Dモデルとなっている。
世界中のライバルプレイヤーとリアルタイムで、自分がカスタマイズした、フェラーリやマクラーレンなどのスーパーカーを使って競争することができる。
カスタマイズ可能な部分は、車体カラー、リムの種類、ディスクブレーキなど多種多様な項目がある。また、外装でなく、車の走行に関わるギア比、タイヤ圧などの細かい部分まで変更でき、自分の納得のいく走りを実現するまで、こだわり抜くことも可能だ。
ARKitによって追加された新モードで、CSR 2ユーザーは自分のお気に入りの車を、現実空間にAR表示することができるようになる。
さらに、車をAR表示することで、ゲーム中でレンダリングされている3Dモデルよりも、さらに精巧な3Dモデルを堪能する事ができるようになるのだ。
車体モデルデザインを担当したイギリスのNatural Motion studioは、もともと、非常に精巧な作り込みをしたモデルを制作していた。しかし、その精密な作り込み度合いは、ゲームプレイ中には、確認することができない部分も幾らか含まれているのだという。これは、恐らく、ゲーム画面ではモデルが縮小されて表示されてしまうことが原因のようだ。
一方で、現実空間に投影された3Dモデルは、ゲーム中と異なり車体サイズが「適正値」となるため、細かい作り込みも反映されたグラフィックが見えるようになる。
ユーザーはAR表示された車をただ眺めるだけではなく、その横に立って、記念撮影をすることも可能だ。撮った写真は友人とシェアすることもできる。
また、外装をズーム表示して隅々まで鑑賞することも、ドアを開けてインテリアを堪能するなど、美麗なグラフィックを様々な方法で楽しむことが可能となる。
CSR 2以外にも、現在、多数のAR・VRレーシングアプリがリリースされている。
以下ではその一部を紹介していこう。
200万本の売上実績を誇る、世界的なレーシングゲーム「Project Cars」シリーズの最新作。
Steamからダウンロードすれば、Oculus RiftとHTC Viveでプレイ可能になる。
「マクラーレン720S」や、「パガーニ・ゾンダ」などを、実物の設計図をベースにモデリングし、リアルな車体を再現した。GTカーからツーリングカー、耐久プロトタイプ車、ハイパーカーなど、180以上もの車がライブラリに入っており、ドライバーは自由に車種を選択して、レースを楽しむことが可能だ。
また、新技術「LiveTrack 3.0」を搭載したことにより、コース環境の変化や車体の挙動を臨場感たっぷりに表現されており、没入感あるカーレースが楽しめそうだ。
ネットワーク対戦型のVRカーレースゲームを、AR対応型に移植したスマートフォンゲーム。
タップすると加速し、指を離すと減速するというシンプルな操作感が特徴で、誰でもすぐに遊びやすいゲームデザインとなっている。
AR機能を使うことにより、テーブル上にレース用サーキットを表示して、世界中の人とリアルタイムでレーシングバトルを楽しむことができる。
コーナーに高速度で侵入することで可能となるドリフトを駆使するところが勝負のポイントだという。
現在、AR版はiTunes Storeにて配信中。
また、Gear VR版は、Oculus Storeにてダウンロード可能となっている。
参考URL:
Zynga, Natural Motion Games, Venture Beat
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