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今年のブラックフライデーには、昨年PSVRのセールを行わなかったソニーを含めた各メーカーが自社VRデバイスのセールを行うことが判明している。小売店が実施するセールも合わせて考えると、PSVR、PS4、Oculus Rift、高性能GPUを搭載したVR Ready PCやVR Readyなグラフィックカード単体をお得に購入可能だ。
HTCも、このVRデバイスの購入に適したシーズンを見逃すつもりはないようだ。Vive本体のセールを実施するとともに、VRコンテンツが月額料金で遊べるViveportサブスクリプションプランを通常価格から最大30ドル引きで提供するという。
HTCの販売するVRヘッドセット、Viveは通常77,880円(税抜き)で販売されているVRデバイスだ。現在一般の消費者に向けて販売されているVRデバイスとしては、最も高級な製品と言えるだろう。
ライバルOculusの販売するViveよりも広いプレイスペースでのルームスケールVR体験や精度の高いトラッキングといった特徴がある反面、価格も高い。RiftはViveのような機能を持ちながら、価格を5万円に抑えている。
アクセサリが豊富なこともViveの特徴だ。HTC公式のデラックスオーディオストラップを追加して装着感やVR体験時のオーディオを改善したり、TPCastのワイヤレスアダプタを使ってパソコンとViveを接続するケーブルを不要にしたりといったことも可能となる。
11月24日から27日にかけて、このデバイスを600ドル(6.8万円)で購入できる。価格だけを比べても通常よりお得に見えるが、デラックスオーディオストラップや『Fallout 4 VR』『Tilt Brush』といったVRコンテンツも付属するのでさらにお値打ち感のある価格設定だ。
デラックスオーディオストラップは通常12,500円(税込み)で販売されているため、合わせて買うと約96,000円となる。HTCは普段からViveの購入者にVRコンテンツを無償提供するプロモーションを行っているのでそちらは無視するとしても、3万円近い割引額だ。
オンラインストアだけでなく、Viveを扱っている小売店でも同額で購入できるという。
HTCはVRヘッドセットViveを販売するだけでなく、そのViveで利用できるVRコンテンツを提供するViveportも運営している。このViveportにあってSteamVRやOculus Storeにないサービスがサブスクリプションだ。
Oculus Storeのような他のVRコンテンツを販売するプラットフォームからコンテンツを入手する場合、各コンテンツの個別料金を支払ってダウンロードすることになる。買い切り型のアプリであれば購入時のみ料金を支払う方式なので分かりやすくて安心だ。
しかし、多くのVRコンテンツを試そうと思うと相応の料金を支払わなければならない。Viveが発売されたばかりの頃はボリュームが少なくて価格も安いコンテンツが多かったが、想定されたプレイ時間の長いコンテンツが増えるのに合わせてコンテンツの単価は上昇傾向にある。
Viveportのサブスクリプションサービスは、250を超えるタイトルを月額800円からの定額料金で試せる(月5タイトルの制限あり)というものだ。毎月の本数制限があり解約後はプレイできなくなってしまうなど遊び放題のサービスではないが、1本160円でVRコンテンツを試せるのは破格である。
長期に契約するなら3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のプランも用意されており、12ヶ月ならば9,100円(758円/月)だ。
HTC Viveのセール期間は24日から27日とされているが、サブスクリプションプランは22日から27日に加入することで通常よりもお得になるようだ。
毎月払いではなく、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月のプランがそれぞれ20ドル~の割引価格で利用できるとされている。ただし、記事執筆時点でキャンペーンページを表示できなかったので日本からはこのキャンペーンに参加できない可能性が高い。
ブラックフライデーに馴染みがない日本では、クリスマスやお正月といった別のタイミングで同様のキャンペーンが実施されるかもしれない。Viveportサブスクリプションへの加入を検討しているならば、こうしたお得なタイミングを狙うのも良いだろう。
今回伝えられたのは、Vive本体のセールとViveportサブスクリプションプランのキャンペーンのみだ。
HTCは昨年VRコンテンツ単体のセールも行っていたため、今年もそうしたキャンペーンが開催されるかもしれない。
参照元サイト:Upload VR(Viveportのキャンペーン、HTC Viveのセール)
参照元サイト:Viveport
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